長良川鉄道で7月7日(土)に運行される七夕鉄コン列車。
マリアージュ郡上が主催するいわゆる婚活プロジェクトで、
列車内で合コンのあと郡上大和駅最寄の「レストランおがたま」で
アルコールを交えた食事をして関駅に戻ってくるという。
年齢的にはギリギリで確率は限りなくゼロに近いが、参加することに意義がある。
しかし、案の定、募集対象者は沿線の市ということで、
問い合わせしてみたところ、やはり遠方すぎて断られてしまった。
まぁ、電話した時点でキャンセル待ちだったようだし、
結ばれる可能性も限りなくゼロに近いので、
むしろ可能性の高い沿線に住む若者の参加のほうが望ましいであろう。
この時点で郡上八幡に家を買えなかったこと自体で望みが絶たれた。
婚活云々はまったく期待していないが、
長良川鉄道にこういう機会で乗れるというのが魅力的だった。
ただ、「青春18」利用期間前なので正規運賃で行かねばならないのと
美濃太田と関で2泊は必要となったであろう。
そういえば郡上踊りや白鳥おどりなどの徹夜踊りは、
若い男女がその場で結ばれるという怪しげな噂を聞いたことがある。
しかし、徹夜踊り自体は93年に参加してからは疎遠だった。
それでも昨年は噂を確かめるため終夜運転の臨時列車を利用して
白鳥おどりを見に行ったが、踊り自体には参加していない。
まぁ、現代でいうところのディスコでナンパであるが、
実際に踊りの輪を見て出会いが生まれることを確信した。
しかし、踊りの輪に入ってしっかり踊らねば打ち解けることはないだろうし、
撮影に夢中だったのと、重量のおかげで腰痛がひどく参加できるようなものではなかった。
むろん、踊りはきちんと浴衣とゲタで参加せねばならないが、
もうそういう年齢でないこともたしかだ。
まだ20代の頃は浴衣ではないが徹夜踊りに参加したが効果はなかった。
それは僕が冒頭写真の「尾張の張松」と呼ばれるほどブ男なので仕方ないことであろう。
もっとも『三国志』の張松のように曹操が著した『孟徳新書』を一読で丸暗記し、
「著作権侵害も甚だしい」と一字一句間違えずに読み上げるような知力はないが。
古来の中国では顔の良し悪しが、そのまま頭の良し悪しにも評価されたというが、
たしかに荀イクや周瑜のようなイケメンとされた軍師は多い。
「男は顔じゃない」とよく云うけど、やはり選ばれるのは顔でしょ!
それでも徹夜踊りに参加したときは徹夜明けの長良川鉄道の臨時列車内で
浴衣姿のかわいいおねえさんが、踊りの疲れで僕の肩にもたれかかって眠っていました。
ラッキーならぬ「ぐじょお〜」の歓喜の声を
心の中で叫んだのはいうまでもありません。
現在はその臨時列車すら1両でも簡単に座れてしまうほど利用客が減っています。