第11回JBCを振り返る

昨日はJBC観戦のため、大井競馬場へ遠征し、
南部杯川崎競馬秋祭り以来の馬友たちとも再会でき楽しい1日でした。
予測どおり大井競馬場は大混雑で、9RのJBCレディスクラシックの
馬券購入へ行ったあとは、皆さんが集まっている電光掲示板下の
パドック最前列まで戻ることができませんでした。
みなレースを観戦したら、すぐにパドックへ向かうため、
パドックはもう遠目で観ることしかできなかったからです。
まぁ、フランクフルトやビールは難なく買えましたが、
Mさんたちは逆にレースを観戦できず、最終レースまでパドック前にいたようです。
そして今回の売上報道をまとめてみました。


JBCレディスクラシック 5億3319万4900円
JBCスプリント 6億1534万9700円(100.6%)
JBCクラシック 8億4565万2900円(90.5%)
当日売上 31億684万円(126.8%)
当日入場人員 3万3579人(111.5%)


( )は前回(船橋)との比較で、第1回となったレディスクラシックは対比できませんが、
スマートファルコントランセンドの一騎討ちで
配当的な旨味がない3連単史上最低配当250円)クラシックは売上を下げたものの、
比較的混戦が期待されたスプリントは微増。全体では126.8%の増加をみせ、
前回の大井開催(第7回)と比しても売上は111.7%、入場人員は119.2%
まずますの好成績をおさめたようです。
レディスクラシックの重賞新設の効果があったといえましょう。
しかし、終わってみればJRA馬の独占状態で、レディスクラシックは掲示板すべてJRA馬。
地方馬ではスプリントでラブミーチャンの4着、
クラシックではグランシュバリエ4着、テラザクラウド5着が最高でした。
むしろ驚いたのは高知のグランシュバリエ4着でしたが、
3着との差が2秒3あったように、もう上位3頭だけのレースでした。
それでも4着で掲示板確保したのは立派だと思います。JRA馬に1頭先着しているのですから。
でも2001年の第1回時の大井開催での売上は39億で、
当時の損益分岐点が38億だったことを考えれば、
今開催もあれだけの人を集めながら赤字は免れられません。
それにしても123daahさんがコメントを残されたように、
南関東4場の電話投票システム「SPAT4」がまたしてもシステム障害を起こし、
アクセスが不可能になって、馬券購入ができなくなりました。
主催者の情報では18時55分にインターネット投票が不可能になり、
19時45分に一部が復旧したものの、完全復旧はクラシックが終わった20時19分ですから、
あまりにもお粗末と云わざるを得ません。
億単位の売上をみすみす逃してしまったのですから。
実はshugoroさんも2008年に同じ体験をしているのですが、
あれから3年経っても未だに改善されていない愚かさを嘆くしかありませんでした。
来年にはJRAのPAT投票でも交流重賞が購入できるようになるということで、
馬券の売上増が期待されますが、これこそSPAT4の会員を軒並み減らし、
南関東の売上減に直撃するのではと危惧されます。
それにしてもレースが大きければ大きいほど、諸経費もかさみ、
それなりの売上が求められます。そういう意味では交流重賞を捨てた笠松や、
交流重賞を実施せずここまで延命をはかった荒尾のような方策もあながち間違いではないと思うのです。
しかし、JRAが支援すればするほど、JRAにおいしいところをもっていかれる形となり、
荒尾競馬ひとつ救えなくなっているのですから、衰退の一途をたどるばかりですね。
来年のJBCは川崎で行われます。PAT導入でこの数字どう動くのでしょうか?


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