荒尾競馬が廃止だとぉ〜!

本日は五十日で新居へ初めての家賃振込みなどで時間とられました。
健康のため歩いてみたのですが、振込先を控えた紙を紛失してしまい、
事務所に戻らざるを得なくなることに……。さすがに二度目は自転車使いましたが。
ランチはビフテキが525円のタイムサービスのところで食しました。
それはともかく熊本日日新聞に衝撃の記事が。


【赤字続く荒尾競馬、本年度で廃止 荒尾市が方針】
累積赤字13億6千万円を抱える荒尾市荒尾競馬について、競馬組合(市と県による一部事務組合)を
管理する市が本年度限りで廃止する方針を固めたことが24日、分かった。
組合管理者の前畑淳治市長が近く、蒲島郁夫知事に方針を伝える。
 市は2009年、学識者らによる荒尾競馬の「あり方検討会」から
「09〜11年度の収支状況、将来の見通しをもって判断することが妥当」との提言を受け、
11年度中に結論を出すとしていた。
 前畑市長は6月、「10年度決算は13年ぶりに約4300万円の黒字だったが、
赤字構造から脱却できていない。出走馬が減り、レース編成にも苦慮。
全国的に販売状況は厳しく、将来の展望が見えない」と表明。
 市は6〜7月、調教師や騎手、厩務[きゅうむ]員、馬主の代表からのヒアリングや、
住民懇談会も開いたが、事業を継続できる好材料は見いだせなかった。
10月には来年度の競馬開催の認可申請準備に入る必要があるため、
9月市議会を前に廃止の方針を決断したとみられる。
 荒尾競馬は1928年2月に開設。現存の地方競馬では最も長い歴史を持つ。
55年からは市と県による一部事務組合が運営。69〜98年度は売得[ばいとく]金が100億円を超え、
市と県に累計約91億3200万円を繰り入れるなど財政に寄与した。
だが、三池炭鉱閉山後の98年度以降は赤字に陥った。
 現在、在厩馬は約270頭。廃止に伴い、所属騎手13人と調教師14人をはじめ、
厩務員ら関係者約180人が職を失う。市内への経済波及効果は約9億円と試算されており、
地元経済への影響も懸念される。
 全国に16ある地方競馬はいずれも売り上げ低迷で存続の危機にあり、
馬券の相互発売などで協力し合っている。
荒尾の撤退は「九州競馬」を構成する佐賀競馬鳥栖市)はじめ
全国の競馬場にも打撃を与えそうだ。(小野由起子)


震災の影響などで岩手競馬のほうに目が向いていたため、意表を突かれました。
しかも10年ぶりに黒字決算だったのに、赤字構造から脱却できていないってね。
高崎競馬騎手のもっちこと福元弘ニさんも自らのブログで訴えている切実な問題です。
しかし、荒尾市長も聞く耳をもたないのでしょうね。
10年前に中津競馬を廃止したあの鈴木一郎市長(野球選手のイチローとは別人物)と同じですよ。
中津競馬の廃止から連鎖的に新潟・三条・益田・上山・足利・高崎・宇都宮・岩見沢
北見・旭川と廃止・休止されました。ホッカイドウ競馬の場合は門別へ移行することで、
存続を図っていますが、これまで比較的うまくやりくりしていた荒尾が何故?
荒尾市の人口は約5万5000人。市の規模としては小さいだろうが、
競馬場を廃止することによる派生する悪影響を考えていない。
これは佐賀や岩手競馬にも影響するだろうし、むろんJRAにも絡んでくるでしょう。
すでに廃止されてしまった競馬場でも中津・三条・益田・岩見沢・北見・旭川は未訪のままでしたが、
この荒尾競馬場ももちろん未訪です。昔、丁稚小僧をやっていた時代に、
故作家のアシスタントとして寝台特急はやぶさ(自腹)で行く話も出ていたのだが、
行く直前にキャンセルとなって行けずじまいとなっていました。
とにかく外野で騒いでばかりでも仕方ないので、一度行こうと思います。
本当ならもっと早くに行くべきだったのですが、廃止されてしまったら元も子もありません。
せっかくだから佐賀と福山もハシゴしようと計画していますが、
青春18ではもう利用期間が残っておらず、開催日も見ても厳しいところ。
そのため出費もかさみますが、極力押さえつつ9月半ばの連休に行こうと考えています。


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