さようなら荒尾競馬

ついに記念すべき2222日目を迎えました。
三連休の初日は前日からの年賀状投函で午前中は完全にダウン。
午後からは水道橋で打ち合わせがあって、何気なく1日が終わった印象です。
そしてとうとうネットでも買いそびれてしまいましたが、
本日をもって荒尾競馬場は83年の歴史に幕を閉じました。
9月に廃止を表明し、年内で廃止というスピード決定。
読売新聞では関係者の半数が再就職未定と具体的な補償問題を取り上げていますが、
他の記事では淡々としたものばかりで、最終日の入場者数はどのぐらいだったのか気になります。
先の1日には武豊騎手が来場し、かなり賑わったと聞きますが。
地方競馬の廃止は2001年の中津の唐突な廃止を皮切りに、
02年に新潟・益田、03年足利・上山、04年高崎、05年宇都宮と連鎖的に続き、
主催者自体の廃止ではないものの、06年に岩見沢・北見、
08年に旭川が開催を終了しました。ここで止まったかと思いきや、
荒尾が廃止を表明してしまったのです。荒尾の累積赤字額は13億6000万だそうですが、
他の主催者ではもっと莫大な累積赤字に悩まされているところも少なくなく、
要はいかに地方自治体にやる気があるのかないのかに左右されます。
荒尾を市単位でなく、県単位のレベルで真剣に考えてくれなかったのでしょうか。
あまり大きな反対運動が起きていないことを考えると、
すでに競馬関係者のなかでも諦めムードがあったのかもしれません。

廃止報道を聞いてひと足早い9月23日に強行スケジュールで訪問し、
時間さえ許せば12月も最終日含め行きたかったのですが、
さすがにそれは叶いませんでした。
枝が枯れれば幹も枯れる。このまま九州競馬の佐賀にも直撃し、
強いてはJRAにも影響をおよぼすことになるでしょう。
赤字ローカル線を含め、これ以上の廃止を出さない教訓になればよいのですが。
最後に荒尾へ行った時のスタンド・パドック・レースの写真を掲げてお別れしたいと思います。
さようなら荒尾競馬


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