寂れてゆく高山本線(1月10日)

shugoro2011-01-14

ようやく昨日、今回の取材写真の整理が終わりました。
それでは利用期間短縮で最終日となった1月10日の行程から。


富山北口700→(富山ライトレール)→724岩瀬浜 731→
富山ライトレール)→753富山北口……富山808→858猪谷911
1305美濃太田1329→1402岐阜1408→1448大府1452→1521武豊1538→
1605大府1631→1744浜松1751→1901静岡1930→
2128(2133)国府津2136→2306赤羽2316(2319)→2326西川口2331→
2333蕨2341→2352与野002→033田端042→059新宿101(106)→110東中野


実はこれ、1月2日に実行するつもりだったプランです。
あいにくダイヤの乱れで元旦に日帰りしてしまい挫折しましたが。
その時点で1日余分に使ってしまうと、残り2日分になってしまうのですが、
あと1日はどこかから入手できると思い、本当は6日分使おうと考えていたのです。
しかし、今回は10日の天気予報(アテにならないが)が崩れそうだったので、
急遽、もう一度高山本線を完乗してみたくなりました。
完乗は2003年以来の7年ぶりになります。
その前にLRT化されてからまた完乗していない富山ライトレールで一往復。
朝は寒いですが「立山そば」が営業していたので温まることができました。
そして普通列車を猪谷・美濃太田で乗り継いで岐阜へ向かいます。
その前に「ワイドビューひだ」6号が直通で走っているので、
本当はこちらに乗りたくて仕方ないのですが、
映像が完全に撮れるようになるまで、おあずけとしておきます。
高山本線の魅力は、なんといってもその車窓風景の美しさに尽きます。
本州の日本中央部を縦断するだけあって、神通川・宮川・飛騨川・木曽川
渓谷沿いを走り、四季折々の風景が楽しめるのです。
本当は下りで岐阜から北上すると、その冬の厳しさが徐々に体感できますが、
春先なら逆に上りで春の到来をまつ季節の移り変わり目が見られます。
だからそんな車窓を肴に雪見酒がいいのですが、今回は冒頭写真のように爽健美茶に(笑)。

車窓の渓谷は富山から進むと神通峡・宮川峡(写真左)あじめ峡・中山七里・
藤倉峡・飛水峡(写真中央)日本ライン(写真右)と続きます。
中山七里と飛水峡以外は、観光ガイドでもあまり紹介されていませんが、
要するに「車窓に釘付け」という表現がぴったりなのです。
そういえば昔、車窓から下呂温泉の女湯か何かが見れる場所があると有名になったことがあり、
そのときはアキヲおじさんが一生懸命に目を凝らしていましたが(笑)。

あと普通列車での魅力は、単線区間だけに列車交換などで、
数分停車する駅もあり、この小休止に撮影が楽しめることです。
高山11分停車はダイヤの乱れのため、駅弁購入を断念しましたが、
久々野・上麻生などでは駅名標や列車を撮る余裕があり、
下呂と上麻生では5分以上の停車だったので、下呂駅の温泉塔(写真左)
建て替えられた下麻生駅舎(写真右)なども撮ることができました。
しかし、やはり時代の流れには寂しさも感じられます。
30年以上前と比して車窓にはほとんど変化ありませんが、
久々野駅舎の解体と、本線内で唯一残っていた美濃太田駅
立ち食いスタンドがなくなっていました。
美濃太田駅の観光案内所スタンプが押せた収穫もありましたが、
駅弁の松茸の釜飯も売切でした。陶器の製造業者がなくなったため、
釜もプラスチック製に替わってしまい、舟弁当も止めてしまったようです。
7年前の立売はものすごく応対の悪いおやじでしたが、
今回は知り合いのY野氏そっくり(喋り方まで)の立売で、
愛想もよく駅弁や立食蕎麦の話が聞けてよかったです。
沿線内の立食蕎麦は昔は鵜沼・美濃太田下呂・高山とあったのに。
あと、まだ残っている無人駅の木造駅舎もいつ解体されてもおかしくないだけに、
もう一度早めに全駅訪問したい気分です。
岐阜からの帰路は大府で途中下車し、電化が予定されている武豊線も往復。
日本最古の現存駅舎のある亀崎や半田でも下車したい衝動にかられますが、
今回は乗りつぶしだけに止めます。
浜松〜静岡間のロングシートは苦痛でしたが、静岡からは今回も373系車両で帰りました。
で、新規スタンプがなければ10日中に帰宅できたのですが、
この日も執念で大宮支社内の西川口・蕨・与野のスタンプをGET。
中央線の終夜運転最終まで「青春18」をフル活用し、冬の旅を終えました。


この日食した弁当は、前日に小松駅で購入したかにすし1000円(写真左)を朝食、
安宅乃関所寿司1050円(写真中央)を昼食にしました。安宅乃関所寿司は、
駅弁でなく小松空港の空弁のようですね。もうなんだかわけがわかりません。
夕食は下呂駅前で購入した飛騨牛弁当1260円(写真右)です。
これは駅弁ではないのですが、結局、高山本線内では駅弁を売っている
高山と美濃太田の両駅でふられてしまったからです。トホホ。
まぁ、飛騨牛おいしゅうございました(by岸朝子けど。
と、駅弁のことをかいていたら、もう今年の京王百貨店の駅弁大会が始まっていますね。
牛丼や半額弁当ばかりでなく、これも早く行かなきゃ!


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