高山本線の愚策

ようやく今冬「青春18」での撮影分370枚の写真整理が終わりました。
東京大賞典をはさんでいるので日付も追いついています。
まずは今冬最後となる青春18」5回目の行程から。


中野425→513高尾514→550大月553→641甲府646→803岡谷810→
1157南小谷1200→1256糸魚川1326→(はくたか559号)→
1353富山1405→1503猪谷1508→1850美濃太田1853→
1931岐阜1940→2015美濃太田2108→(長良川鉄道)→2228郡上八幡

これは昨年も同じルートだったのですが、
前回宿に使った『まんが王国中野店』は8月28日で閉店したそうで
別の『メディアカフェポパイ中野店』となりました。
4時間パックで1020円は『まんが王国』より安いですが、
普通のシートで通路も狭く休むというよりバッテリー充電に特化しました。
また、飲み物の種類が少なく、コーンポタージュの機会も調整中で使えなくなっており、
このサービスではいつまで維持できるか不安になります。
中野駅周辺にはまだ漫画喫茶は他にありますが……。
今回も糸魚川〜富山間を北陸新幹線でショートカットする同じ行程だったのですが、
ダイヤ改正で若干変動があり、大糸線では信濃大町で14分停車したほか、
白馬(写真左)でも20分以上停車。南小谷から先の非電化区間も2両編成で運行され、
青春18」ユーザーへの配慮が嬉しい限りでした。
前回は糸魚川で12分しかなかったのですが、今回は30分もあり、
スタンプ押印やみやげ購入などもできました。
ただし、ブラックたれかつや釜めしなど調製していた駅弁業者が2013年9月に閉店し、
現在は別の調製元が作る根知谷笹ずし670円(写真中央)だけとなってしまったようです。
こちらはランチに購入しました。
富山で高山本線に乗り換え、猪谷までのJR西日本区間は混雑するキハ120形で我慢したものの、
猪谷でショッキングなことが。なんと昨年は転換クロスシート車だったキハ75形が
今回はオールロングシート車の運用。猪谷〜美濃太田間は約4時間。
これでは何のために北陸新幹線糸魚川〜富山間3160円を別払にしたか分かりません。
というのは今回は金欠もあってもう一度飯田線経由で帰ることも検討していたからです。
これで来年以降、高山本線経由での帰宅はなくなりました。
昔、JR東海はトイレなしのキハ11系を美濃太田以北に投入した際、
あまりにも不評でキハ40形に戻した経緯もありましたが、
今回はトイレがあるからオールロングシートでもいいというのでしょうか?
ロングシートはせめて岐阜〜美濃太田〜多治見の近郊区間で投入すべきだし、
景色がよく長時間乗車になる美濃太田以北で運用すべきでないと思うのです。
なぜ、ロングシートを嫌うかというと、やはり靴を脱いで脚を休ませることができないし、
飲食もためらわれるほか、汽車旅の醍醐味であるアルコール缶が窓側に置けないからです。
高知のべく杯のようにずっと手にしているわけにもいかず、
やむなくおそろしいほど熱気が出る地面に置くしかないのですが、
誤って倒したらそれこそ顰蹙ものです。
青春18」の醍醐味は移動手段の経路を選択できる贅沢な時間旅行で、
そこにはボックスシートが欠かせません。
もし飯田線身延線に同じようにオールロングシートが投入されれば、
乗る機会は著しくなくなることでしょう。
高山本線は意外にも猪谷から先も利用客が多く、2両編成の車内はほぼ満席でした。
高山で15分ほど停車したので新駅舎(写真右)も観察がてら撮影してきましたが、
こちらについてはfacebookで言及したいと思います。
美濃太田から先の岐阜行は逆に転換クロスシート車で運転されるなど、
明らかに運用を誤っていますが4時間の拷問に耐えかね、岐阜まで往復してしまいました。
これで「青春18」の旅を終えましたが、下り最終まで少し時間があったので、
美濃太田駅前の『台湾料理太田飯店』で台湾担々麺と麻婆飯のセット880円を食べましたが、
本日はここまでまともな食糧にありつけていませんでした!
下り最終はまたもハズレの500形オールロングシート郡上八幡へ戻り、
無事に長旅から帰ってきた次第です(おしまい)


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