絶滅寸前の丸刈り校則

土砂降りの1日でしたね。なんとか雑誌の15ページ分を執念で入稿。
代わりに招待状をもらった幕張メッセの国際食品・飲料展は、
行きそびれてしまいましたよ。トホホ。
豪華なグルメが結局、メロンパンと小諸そばに……。


日常の出来事はさておき、本日の話題は鹿児島県の奄美群島で公立中学生の丸刈り校則が、
人権侵害と廃止勧告を受けたそうです。なんか丸刈り校則って懐かしい響きですが、
僕が中学の頃の80年代は全国33%で丸刈りが実施されていたようです。
たまたま運良く愛知県小牧市はそういうことがありませんでしたが、
隣の犬山市三河地方、岐阜県のほうでは当たり前のように強制されていたようです。
もっとも僕の中学でも耳にかかる長髪はダメということで、
散髪代も馬鹿になりませんから、刈り上げにするしかなかったのですが。
しかし、都市部より地方の学校のほうが丸刈りが多かったようで、
田舎者呼ばわりされるわ、地域差別を生み出したのも、
日教組の弊害であったといえましょう。時代が変わったといえばそうなのですが、
「修学旅行のときにカバンを新調してはいけない」というアホな校則があって、
違反した生徒を監禁していましたから、今なら立派な犯罪でっせ。
こんな犯罪まがいのことがつい最近まで行われていたのです。
そういう指導をしてきた頭の固い教師たちがすぐに丸刈り廃止を受け入れたのも不思議ですが。
管理教育で息が詰まった愛知県でも90年代に廃止されたようです。
岡崎市では一人の生徒が校則に反抗して親と一緒に戦い続けたようで涙が出ます。
都市部では神戸市でしつこく残っていたようです。
現在では岩手、長崎、鹿児島、沖縄の4県のみと絶滅に近い形なのですが、
鹿児島でも奄美群島の地区は未だにその風習が残っているようで、
これがかえって過疎化・少子化に拍車をかけているかもしれません。


しかし、現在考えてみても丸刈り校則のあった中学の人は可哀想ですね。
過去中学3年間の写真はみな丸坊主になっているわけですから。
青春を返せ〜と云いたくなりませんか(Byサンプラザ中野
結局のところ、丸刈りなんてしても非行を抑制できなかったのは事実。
かえってイジメ問題を増大させたに過ぎません。
一部では校則を廃止すると、今まで校則に従ってきた地域住民および上級生に
不公平感による不満が噴出する問題点もあるようですが、
時代が変わったと思って、もうこんな馬鹿な校則全廃しましょう。
野球部はまだ丸刈りが多いようですが。


余談ですが本日が日記を書き始めて1200日目に突入しました。


【人気blogランキングへ】