交通会館

いやーさすがに8時間は寝てしまいました。ほぼ48時間寝てませんから。
4校の原稿を書き上げたあと、17時より有楽町の交通会館3F『JUNE』で、
カリスマ編集者森田芳夫氏『房総のローカル線 小湊鐵道』の著者鈴木信雄氏、
K社の編集者を含めた4人で打ち合わせがありました。
鈴木氏は以前に『懐かしい風景に出会うローカル線の旅』(人文社)でも、
小湊鐵道の写真を提供していただいていました。
今回、初めてお会いしたのですが、「遠い汽笛」というすばらしいWEBも運営されており、
その精巧なイラストとデジタル技術には恐れ入るばかりです。
私よりふた回りも年配ですが、もともと技術職であっただけにメカに強いのでしょう。
SLに対する造詣の深さにも感服しました。
打ち合わせのあと、近くのお店で軽くビールをご馳走になりました。


今回思ったのは幼児の鉄道好きが、だんだん離れていく背景には、
経済的な事情も関与していることも知りました。
幼児なら公共交通機関は無料で、小学生なら半額ですが、
中学生にもなれば大人料金になるわけで、
親としても中学になっても鉄道趣味していると金が結構かかってしまいます。
親が子どもをダシに鉄道に乗りに行くのは、やはり幼児期が多く、
子どもがだんだん大きくなるにつれて汽車旅行が減って行きます。
そういえば僕と鉄道で家族旅行したのは小学6年が最後でした。
僕の場合、このあと自分で旅に出かけてしまうようになるのですが。
これは高山本線山陰本線を愛した脇谷英康の影響を多大に受けたからで、
現在も鉄道にはまっているおじさん・岩田ドラえもんもそうです。
ドラえもんも子どもが中学上がる前に汽車旅で家族旅行を満喫してください。


≪追悼≫
元JRA調教師の小林稔調教師が1月末に亡くなっていた情報が入りました。
騎手で713戦95勝、調教師では5525戦899勝という成績を残した名伯楽でした。
小林稔師といえばフサイチコンコルドアドラーブルのGI馬でも有名ですが、
僕がもっと興味深かったのは92年のダイヤモンドSで管理馬3頭が出走し、
上位を独占したように長距離では滅法強かったことです。
そして僕の好きだった遅咲きのステイヤームッシュシェクルも師の管理馬でした。
よく故戸山先生と坂路調教に重点をおいていたことでも知られます。
99年に調教師を引退してからも、園田競馬の馬主になっていただけに、
一度もお会いできなかったことが残念でなりません。
ニュースにも取り上げられず人知れず亡くなっていたとは……ご冥福をお祈りいたします。


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