消えた自社制作本

週末は再校戻しとプレゼン入稿の作業が重なってしまいバタバタ。
といううちに本日はひっきりなしに電話が鳴り、来週の半分はすでに埋まってしまった。
相も変わらず慌しい日々が続きます。まぁ明日1日だけはお休みの予定。
さて本日の話題は、奈良の先生から電話があって、
以前当社で編集制作に携った源義経99の謎と真相』(二見文庫)のコピーを送ってくれという。
自分の著書を失くすとは思いながら棚を探したら、ウチにもない!
以前に先生が来たときにお客にサインしてあげたことはあったが、
それでも在庫はあったはず。どこかに営業にもっていった際に、
「貸して」「預からせて」と云われてそのままになってしまったのか。
いずれにせよ、当社で初めて手がけた文庫だし、
このままでは困るのでAmazonで3冊注文することにした。
お手元に届くまで3〜5週間かかるということだが、はたしていつ届くのか。
もう4年も前の本なので神保町まで足を延ばして売っていないようでは洒落にならない。
何かのついでに寄るのなら話は別だが……。
ところでこの本Amazonの中古では1円とかで売っているのだが、
送料が340円かかるのでお世辞にも安いとはいえない。
今回は1500円以上で送料無料になるため3冊購入したのだ。
思えばこの本を制作した2004年度は営業係数が最も悪い年だった。
大河ドラマ系の本では2冊も制作したのだが、利益率が悪すぎて、
人を雇っていたのでより大変だった。といっているウチにとうとう自分の体がいかれた年だ。
その前年は気が狂うほど忙しかったのだが、潮が引いたように仕事がなくなった。
その分、自由な取材を結構していた記憶がある。残念ながらデジカメは一眼レフではなかったが。
もうひとつ驚いたのはその年初めに出した新選組を旅する』が、
中古なのに高値で取引されていることだ。定価1600円が最低でも1580円。
さらに他のところでは1割増の1760円になっている。
発行部数が少なかったし、プレミアがついたのか。まぁ、あの本もほぼ1冊書き下ろしたが、
細かくてなかなか濃い内容になっていたと思う。悲劇は理解のないアホな版元から出したことだったが。
教訓、専門分野でない素人版元が、下手に口出しするとダメになる!


PS.本日の『盛興園』のランチは野菜そばとチャーハンセット。ちょっとヘルシ〜。


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