戦争が終わった〜

あのフォークソング戦争を知らない子供たち』ではありません。
本当は明日午前中までかかったのですが、難産だった大河ドラマの本、
ようやく印刷所戻しまでこぎつけました。
印刷所さんからの紹介で2007年度より復活した大河ドラマ本も本年度で3冊目。
しかし、毎年版元が替わってしまうのも何だかな〜。
書店へ行って大河系の類書が乱発し、表紙がみな同じ、考えていることがみな同じ、
しかも苦し紛れに出していることが行間からにじみ出ている、
などと思うと世の儚さ世知辛さを感じます。
人物の生涯を追う史跡紀行だけではもうダメということで、
歴史群像を意識した構成案にしましたが、
例年、本の質が向上しているのと比例して、体力消耗度も著しく、
寿命をすり減らしているには変わりありません。
残念ながらH津歴史文化財団の大河本は今年は見られません。
それにしても蜀の国の諸葛亮孔明ではありませんが人材不足も顕著。
若い世代の未経験者ではもはや使い物にならず、
戦力が自分より年配の人ばかり頼るというのも問題ありです。
とくに本を素読みさせれば明らか。文章を読んでしまって見落としだらけ。
僕一人ではさすがに見落としも出ますが(老眼もありますし)、
とくに一番痛感したことは本の生産速度が昔以上にあがっていることです。
新書などは1カ月に1冊という月刊誌並みのスピードです。
下手に素人のウィキライターに依頼すれば、まず原典・出典・原文にあたれません。
突っ返す時間もなく、かえって手直しで手間がかかるし、発注材料をそろえるのも時間がかかります。
それなら自分で書いたほうが速いし、疲労度を考えてもこちらのほうがベター。
合理化につぐ合理化で目を回す日々が続いております。
まぁ、とりあえず睡眠3〜4時間という地獄のスケジュールから抜け出すことはできました。
これでゆっくりどん行会にも行けそうです。


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