生産の効率と非効率

雨降って身動きがとれなくなりました。
天気予報では連日雨で追加取材ができそうにありません。
おまけにあれだけ土砂降りでは外に出るのも億劫になります。
ランチは『松屋』の牛めし290円ですませ、夜は先生が原稿納品にきたので、
『盛興園』で遅めの夕食。さすがにラーメン&チャーハンでは栄養過多のため、
牛肉やきそばで済ます。あとは焼餃子とコーンスープ。
本日もかなり入稿作業で戸惑ったのだが、
最近のバージョンアップしたデザイナーさんは組版が恐ろしいほど速い。
原稿を整理してルビつけて写真を用意して、サムネールを渡すと、
あれま1日で80〜90ページが軽く上がってきてしまう。
もちろん本1冊分の原稿があればそのまま渡せば1日で処理できそうな神速さだ。
データ入稿の場合はこのやり方が一番効率よく、
あとはデータを渡せば印刷所も1日で出力を出してくる。
とんでもない世の中になったもの。おかげで原稿が追いつきはしない。
こういうデータ入稿で一番困るのは、向こうからデザイナーを指定されることだ。
前回の本もそれでひどい目にあったが、
結局、キックバックの裏取引があったり、その担当者のいうことなら何でもきいたりするのがミソ。
どーでもよいが今時ルビをワード添付で処理できなければこちらがめんどくさいだけである。
編集作業もえらくデジタル技術が進みすぎてしまった。
いまのところ、僕がやっているのはアナログとの併用。
本当はサムネールつくるのもインファンビューとかペイントができれば、
効率がよいかもしれないが、僕の場合はそこまで覚えている時間がないので手書き。
少々めんどいが、それでも時間効率を考えればこちらのほうが速いのだ。
昔はすぐれた編集者が今では使い物にならなくなっているなどよくある話。
そういう僕とてデジタル移行の土俵際でふんばっているに過ぎない。
でも、あまり楽することばかり覚えるのも危険である。
最近はやたらライターの売込みが増えているが、
そんなウィキライターだったら、リライトさせられるより自分で書いたほうが速い。
ライターーめざすのは結構だけど、なぜ編集を経験してから転身しないのかね。
そんな使い捨ての100円ライターになるくらいなら、遠回りしたほうがいいのに。
企画力もなく池の鯉のように口を開けていて餌を投げ込んでくれる人なんていないよ。
そんなKYでは、ほとんど相手にもされない。


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