モンスターの出現

昨日の続きになる。脱稿したのになぜ解放されないのか。
細々した仕事がやたら多いのである。
しっかりPC上で管理していないと、すっ飛ばす危険性も高い。
そのまま朝を迎えて、『松屋』で300円セール中の牛めしを食す。
前はよく朝定を食した日々もあったが、徹夜明けして食すのだから、
健康にはよくないであろう。そのまま明け方から午前中眠るというわけにもいかなかった。
なおも編集原稿が残っていたからだ。しかし、平日昼間というのは、
どうも原稿を書く環境ではない。すぐに電話がかかってくるし、
打ち合わせのスケジュールを組み立てたりすると、
途中まで書いていた原稿の創作力の思考回路が停止してしまうのだ。
だから原稿は電話の少ない夜中のほうが、昼の3倍は進む。
今回は本日締めということで書き始めたのだが、ポニョになって意識がとんでしまった。
映画のポニョは魔法を使うと、それでエネルギーを使うので、
眠くなってしまうのだが、そのまま眠ってしまうと元の魚に戻ってしまう。
僕もメダカになって(フジモトか!)、きれいな水を求めて郡上へ早く移住したい。
がきデカ』の作者山上たつひこさんが、エッセイで書いていたが、仕事を長く続けるコツは、
「精神をある種マヒ状態にし、生理感覚だけを独立させ鋭敏にしておく、
それをバイオリズムとして我が者にできれば可能である」とし、
「3年もてば6年、6年もてば12年、あとは無限」とあった。
むろん僕などは到底およばない世界だが、時間がなくてもこうして書いてしまうのは、
ある種のモンスター化しているのではないかと時々思う。
もちろん多少の推敲はして修正することもあるが、
あとは誤字脱字があってもおかまいなくになっている。あくまでこの日記上では。
無意識にキーを叩いているので、あとで読み直すとわかることではあるが。


前置きが長くなってしまったが、最近はモンスターが増えて恐ろしい世の中になってしまった。
モンスターペアレントにモンスタークレーマーなどなど。
こんにゃくゼリーが発売された頃は、ダイエット食品なんて注目を浴びたが、
実際は糖分が結構あるので、食べていてもやせるとは思えない。
それにしてもラジオをかけて作業していると、
やたらのどにつまらせて死亡した事故をよくきく。
しかし、これは事故であって、このことでメーカーばかり訴えられれば、
メーカーだって商売あがったりである。
正月恒例であった老人のモチの死亡事故はどうか。
昔は自分の家でモチをつくっていたものだが、
さすがに現在では買うしかないだろう。だったらモチの会社はなぜ訴えられないのであろうか。
かつてPTAという殺虫剤が「川で遊べば危ないなど」といって水ガキを駆逐してしまった。
タブーを犯さない限りは事故は起きず、タブーを犯せば事故は起きるものである。
だから川でなくても、監視人のいた故郷の市民プールでも死亡事故がおきてしまった。
第一、泳げない小学生が自分の身長より深いプールに入れば溺れるに決まっている。
もちろん管理者側に責任がある場合もあるが、
どうも必要以上にモンスターが増えてしまった気がしてならない。


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