三国志のファミコン・ロールプレイングではまったのが、
1989年に発売された「天地を喰らう」と
1991年の第二作「天地を喰らうII 諸葛孔明伝」です。
当時は学生と社会人成り立ての頃。
原作は本宮ひろ志の漫画ですが、とにかくHPを兵士数にして、
兵の多寡で攻撃力が左右されるなど画期的な試みでした。
ただドラクエと違い話がポンポン進むので、結構簡単にクリアできてしまいます。
しかし、RPGは第二作以降は作られず、アクションゲームになってしまいました。
第一作目発売から19年。最近はニコニコ動画などで音楽を聞いて楽しんだりしていたのですが、
「曹魏を喰らう」「孫呉を喰らう」などと改造型のゲームが、出回っていることを知りました。
天地を喰らうはいわゆる蜀の劉備や諸葛亮が主人公ですが、
「曹魏を喰らう」は魏の曹操、「孫呉を喰らう」は呉の孫権が主人公でストーリーが展開されます。
要はファミコンのデータ改造版なのですが、スーパーマリオやドラクエにもあるようで、
リメイク版を出したい制作会社にしてはとんでもないことですが、
営利目的ではないということで、無料でダウンロードして楽しめてしまうわけです。
ただし、このバッチというのが曲者で、余程の知識がないとゲームができないわけで、
デジタル技術に明るいH氏にさっそくUPしてもらいました。
まずはパート1の曹魏を喰らうを楽しみましたが、
天地版だとラスボスが司馬懿になるのが、曹魏版だとラスボスが諸葛亮(右)になってしまうのです。
しかも、洛陽で司馬懿の孫司馬炎が反乱を起こし、さらに諸葛亮が北方異民族と組んでクーデター。
大きく変更になったのは、第3章は袁術→袁紹になり、第4章は袁紹→呂布に。
第5章の荊州平定で劉備や関羽・張飛が倒され、第6章はなんと劉禅。
軍師が知力255の諸葛亮でなく、250の司馬懿のため、金仙の計などの策略を覚えず、
最後の洛陽決戦は苦戦しますが、ここに出てくる劉淵って八王の乱の頃の人物じゃないの。
もう三国時代終わってますよ。でも晋の杜預や羊祜なども登場して楽しいです。
しかし、後半のキャラは暗殺の計が使える奴が多いので苦戦しましたが。
後日、パート2の「曹魏を喰らうII 曹操孟徳伝」についても言及したいと思います。