年金記録もれ

年金記録問題は2007年に社会保険庁のずさんな管理が問題となった事件だが、
統合・整理されていない過去記録(年金番号)が約5000万件もあるという。
僕は長年、国民年金であったので他人事と思っていたが、
かなり前に社会保険庁から「ねんきん特別便」が送られてきた。
しかし、仕事にも追われていたのでこちらのチェックを疎かにしてしまい、
本日ようやくチェックしてみたところ、なんと僕も5000万件のひとりだった。
5000万件というと、国民半数の年金が宙に浮いているということだ。
15年以上も前の社会人のとき厚生年金を払っていたのだが、
この記録が完全に抜け落ちている。
各個人単位で送られてきたこの便であるが、
はっきりいってこんな過去の記録など確認できるわけもなく、
当然のことながら問い合わせが殺到することになる。
しかし、オペレータも少なく電話もまったくつながらない。
僕だけかと思ったらやはり知り合いのK先生もやはり記録もれがあったという。
このあたりは基礎年金番号を導入する1997年以前のことだが、
転職の多い昨今、こういう管理はしっかりしてほしいと思うもの。
僕のような身の回りにフリーの立場が多い環境でも、
やはり何らかの社会人を経験している人が多く、
その当時の厚生年金が抜け落ちるということはとんでもないことなのである。
さっそく訂正の手紙を出したが、本当に年金なんてもらえるのだろうか。
こんないい加減ではなんか払っているのもバカバカしくなるな。
今日はそのK先生と夜、新宿の『かに道楽』でカニのフルコースを食す。
カニの食いすぎか、上唇がかぶれてしもた。


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