メタモルフォーゼ高山ライン

キハ系ワイドビューひだ号が89年にデビューして18年。
デビュー翌年には全車両が85系に置き換えられ、
JR東海のCMでも大々的に宣伝されました。
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ヘッドマークがかっこいい82系も好きでしたが、
あのすばらしい高山本線の車窓をワイドビューで見られるので、
新型車両はたちまち憧れとなり、とくに先頭車両は指定席とるのが困難でした。
そしてこのCMソング「メタモルフォーゼください」は、
1999年に限定発売されたボックスセット「太田裕美の軌跡 〜First Quarter〜」に
収録されるまで、一般向けにリリースはされなかったそうです。
値段は1万1000円もするので簡単に買えるものではないのですが、
ドラえもんはこの歌が欲しいあまりに購入したそうで、
さすがは脇谷英康に次ぐ高山本線大好き人間です。
高山本線を愛した人は他に故宮脇俊三先生、カリスマ編集者森田芳夫氏なども有名ですが。
ワイドビューひだのイベントで太田裕美が歌ったこともあるのですが、
CMでは一部しか流れないため、全歌詞はほとんど知られないままでした。
本日、ドラえもんにこの音楽をもらい初めて全部聴いたのですが、
歌詞のなかに「高山本線」も登場し、高山本線内の有人駅や高山などの飛騨路で売れば、
さぞ収益になったと思われるのに非常に残念です。
1997年12月の安房峠の開通以降、高山本線は客足も遠のきはじめ、
あの頃の栄光はウソのように静まり返っています。
でも、木曽川・飛騨川・宮川・神通川沿いに走り、
日本ライン・飛水峡・藤倉峡・中山七里、あじめ峡・宮川峡・神通峡と渓谷を
堪能できるのはやはりワイドビューひだ号でしょう。
2004年9月22日、台風23号で線路や橋りょうが流失し、
一部区間不通のままでしたが、2007年9月8日に約3年ぶりに全線開通しました。
今冬はぜひ「メタモルフォーゼ」を聴きながら飛騨路の旅を楽しんでください。


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