高山本線と筒石駅

shugoro2012-01-03

最後の写真整理が6日11時にようやく終了し、
歯抜けになっていた本日の日記がようやくUPできます。
それにしても4日取材に行くと、それに比例して整理時間がとられますので、
やはりそうも頻繁には出かけられないですね。
三連休なんてもってのほか、仕事も山ほどたまってしまうし……。
ということで青春186日目となります、今回の取材最終日の行程から。


岐阜540→614美濃太田616→827久々野843→858高山939→1044猪谷1116→
1203富山1215→1353筒石1503→1522直江津1536→1638妙高高原1654→
1703関山1721→1812長野1815→2133甲府2136→2300高尾2301→2349中野


今回の旅の締めくくりは昨年1月10日の「青春18」最終日にも乗った
冒頭写真高山本線です。この路線は僕と群馬に転勤した脇谷英康
JR線では1位に指名するブエナビスタ(絶景)のローカル線。
美濃太田始発5時台だと、もっと効率よくいろいろ回れるのですが、
これは夏バージョンで、景色を楽しむには1本落としたほうがいいのです。
それにまだデジカメで撮影していない途中駅もたくさんありますし……。

冬ではさすがに陽がなかなか登らず、うっすらと景色が見え始めたのは飛水峡あたり。
今回の列車では飛騨萩原・飛騨国府が撮影できましたが、
なぜかこのローカル線の下呂〜高山間には7時台に2本あり、
途中下車もできるので、今回の途中下車は久々野にしました。
久々野は高山本線内では一番高い676mの高原駅ですが、
2010年4月で無人化され、11月には駅舎が解体されたこともあって気になっていたからです。
写真は左が2006年撮影時のもの、右が今回撮影した駅舎解体後の簡易駅舎です。
特急停車駅とはいえ、利用客が少なくなっており、
駅前には近距離切符を販売する観光案内所がありましたが休み。
しかし、駅舎を解体しなくともそのまま駅舎に観光案内所が入ったほうがよかったのに。
冬場は暖もとれない簡易駅舎では利用客も辛いことでしょう。
以前にスタッフが取材したことのある駅前食堂とかは健在でした。
もちろん営業時間外でしたが、一度食したい食堂ではあります。
高山・猪谷と乗り継いで富山に出たのですが、
今回もショッキングなお知らせが。なんとスタンプ情報にもあるように、
主要駅の下呂・高山の記念スタンプがなくなってしまったのです。
「観光地なのに?」と質問すると、いずれも「管理ができない」というマニュアル回答。
JR倒壊(東海)がここまでいかれているとは……。
管理できないというのは明らかに会社の体質に問題があるでしょう。
それなら誤解されるナゴ人らしく「お金がありませんので」と回答したらどうでしょう。
元々、利益至上主義でスタンプには投資したくない倒壊名古屋支社の本質で、
国鉄時代はスタンプを寄贈して一生懸命設置駅を増やした高山本線でしたが、
現在では鵜沼・美濃太田・白川口・下油井・飛騨古川・越中八尾・速星のみ。
このうち東海がつくった鵜沼・美濃太田・飛騨古川も風前の灯火といえましょう。
こんな調子だから有志の方が寄贈を申し出ても受け入れないのでしょうね。
さらに昨年3月改正で特急ワイドビューひだ号の車内販売縮小の貼り紙もあり、
今回の高山本線では川を渡るたびに席が移動できるほど空いていました。
以前ではあり得なかったような寂れぶりです。
鉄子のTさん曰く安房ならぬあぼ〜んトンネルの影響もありましょうが、
それに対抗しうるサービスを怠ったJR倒壊にも責任はありましょう。
これだったら、もうJRと分離して第三セクターにしたほうが、
いくらでも改善でき、ずっと魅力ある観光路線になるでしょう。

反対に富山から直江津での北陸本線は以前より込んでいた印象でした。
北陸本線でも途中下車駅は、以前「青春18常備券」が通販で買えた
モグラ駅の筒石(写真左・中央)です。2010年2月4日に通販中止の葉書が来るまでは、
毎年案内の通知をもらっていたのに残念です。
筒石駅で下車したのは僕独り。トンネル内の撮影は大変難しく
写真では補正していますが、感度をH1まで上げ、
露出も+2ぐらいにしないと列車の写真が撮れません。
今回は見事に失敗してしまいましたが、リベンジできる機会はあるのでしょうか?
直江津からは信越本線に乗り換え、妙高高原(写真右)と関山で下車。
しかし、さすがにもう陽が落ちてまともに写真が撮れず、
3分接続の長野ではなんとか座れたものの、ボックスが確保できたのは茅野で、
いつもより乗車率が高いと感じられました。
甲府・高尾と乗り継いで中野到着は23時49分。家路が長い道のりのため、
帰宅はしっかり日をまたぐ4日なりましたが。

今回のグルメは朝食が昨日買った御坊駅弁の清姫一夜寿し870円(写真左)
夕食が高山駅弁の飛騨牛しぐれ寿司1200円(写真右)です。
清姫の一夜寿しは御坊あしべのおじさんが、
「出来たてより一日おいたほうがうまい」と勧められたので、
翌朝まで我慢して高山本線の車内で、車窓を肴にほおばりました。
昼食は富山の立山そばか、直江津の謙信そばを食べるつもりでいましたが、
15分足らずの乗り継ぎではさすがに厳しくて諦めました。
妙高高原の駅そばに望みを託したのですが、すでに10年以上前に撤退。
仕方ないので駅前の売店でおやきを買って食いつなぎました。
中央本線内のボックス席での夕食・飛騨牛しぐれ寿司は、
2006年に食したときは「牛しぐれ寿司」で1050円だったのですが、
ブランド冠名の「飛騨」がついて値上げされていました。
値上げは便乗ともいえますが、現在の駅弁業者の厳しさを考えれば
致し方なきことではございましょう。いずれも(゚Д゚)ウマーだったこと付記して、
今回の旅行記を締めくくります(おしまい)


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