伊勢の名物が……

伊勢の名物で知られる「赤福餅」までも製造日を偽装し再出荷したことで
本日、食品衛生法違反で無期限営業停止命令が出されたそうです。
赤福餅」といえば伊勢神宮で欠かせないお土産で、
僕の故郷愛知でもCMが頻繁に流されていました。
ええじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか
い〜せ〜のめいぶ〜つ、赤福はええじゃないか

「ええじゃないか」というのは江戸末期におきた民衆運動なのですが、
ゴヤ人は子どもの頃からこの歌を聞いて育っているのです。
この「赤福餅」、伊勢神宮のみやげで何度かもらったことはあるのですが、
子どもの頃は餡がまったくダメでしたので、ほとんど食したことがないのです。
北陸で売っている「あんころ」の大型バージョンとでも申しましょうか。
餅の回りに餡が塗ってあるのではなく、餡の中に餅が埋まっているのです。
箱に入っているものだと、必ず餡が残ります。
この餡を好み、なかには小箱を一人で食べてしまう女性もいるとか。
この赤福、宝永4年(1707)創業で、今年で300年目にあたるのですが、
保存料を使わない生菓子がウリだったのですが、
冷凍保存していた製品を、解凍日を製造年月日として出荷し、
さらに売れ残り商品の再利用をするなどとんでもないことをやらかしたものです。
嗚呼、伝統の「赤福」よ、どこへ行く。


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