今年も『悪魔の書』が発行

高田馬場で打ち合わせがあったあと、芳林堂書店に寄り、
昨年11月8日にも購入した本年度版の『悪魔の書』
『マスコミ就職読本2009』新聞・出版編(創出版)を購入しました。

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発売して間もないからか、あるいは未だに幻想を抱く若者が
多いのかどうかはわかりませんが、Amazonでは結構な喰いつきぶりです。
もっともよほど大きな書店でも行かない限り買えませんので、
ネット注文のほうが圧倒的に多いのですが。
中身のほうは変わり映えしておらず、しかも編集プロダクションの一覧は、
さらに1ページ減って6ページの片おこしも片終わり。
2007年は8ページ、2008年は7ページで年々1ページずつ間引かれています。
しかも編集プロダクションのインタビューページは昨年のものを流用。
写真をカットして2分の1スペースに編プロの広告まで入れています。
索引は余白があっても途中でカット!
制作サイドのやる気のなさがうかがえます。
もっとも今時、『悪魔の書』を読んで問い合わせてくる読者もいなくなりました。
ネット社会が出版をおいやったともいえるのですが、
一冊あたりの部数は減っても出版点数は相変わらずで、
月刊誌でなくとも1カ月に1冊ペースが当たり前。地獄の日々が続いています。
もしこれを読んで出版界への就職を望む若者がいればここで云っておきます。
やめたほうがいいです。
最近の本のクオリティは低下し、さらに印刷事情も大きく変わったせいで、
パソコンやデジカメなどの設備投資も馬鹿になりません。
他の業種で一発当てて版元になったほうが利口です。
まあ、その一発当てるのが難しいのですが。
それでもこの業界に興味ある方、12月1日の旅じゃセミナーで、
すばらしい講義がなんと無料で聴けるのです。でも第一次締め切りが迫っているので、
予約を早く!


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