『競馬フォーラム』が休刊!

94年9月に創刊し、13年目を迎えた隔週誌『競馬フォーラム』(芸文社)が、
このたびの7月2日号(vol.299)をもちまして休刊の運びとなりました。

同誌は馬の能力数値を示すレイティングを予想のファクターとした競馬雑誌で
ブームの頃に乱立した競馬雑誌が次々と廃休刊に追い込まれるなか、
細々と命脈を保ってまいりました。実はshugoroも『優駿』で知り合いました
カメラマン氏の紹介で95年1月から96年7月までの1年半、
同誌の編集に携わってまいりました。
全盛期は95年8月の小島貞博騎手(現調教師)のインタビュー記事でしょうか。
「小島さんを描くことは僕にとってのダービーです」
という名(迷?)言で、見事にダービーを制覇しました。
その後、編集体制がややこしくなる隔週化の前に辞職したのですが、
その頃バイトで働いていた優秀な中央大学の後輩山猿どもが、
現在も僕の補助として時々助けてくれます。
僕の時代より10年近くの隔たりがありますが、
ちょうど競馬ブーム到来で、ただでさえ八王子の山奥に隔離されていた
中央の山猿どもは競馬にどっぷりと浸かってしまったのです(ウッキー!)
ちょうど中央競馬(JRA)ですしね。
この後、編集長は何度か変遷がありましたが、
他の競馬雑誌を潰してきた先代のバカ編集長がアホ誌面をつくり続けたため、
発行部数が落ち、僕の知り合いである現Y編集長が、
死に水をとらされるような格好で最後の編集長となったわけです。
さすが敏腕の編集長ということもあって、
これまでにない斬新なアイデアの誌面づくりがされたわけですが、
もはや競馬の衰退と価格設定の無理さから雑誌存続は困難だったようです。
雑誌が休刊し、「レイティングBOOK」だけは通販で存続するようですが、
雑誌より高い1000円の価格にして買う人間などおるんかいな?
今はただY編集長の労をねぎらうのみです。
それにしても貴重な創刊号は編集部時代にもらっておくべきでした。
キリのよい300号の手前で最終号となりますが、
貴重な雑誌となること間違いありませんので、ぜひお買い求めください。


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