サヨウナラ東海

すでに春の「青春18きっぷ」が発売開始され、今回は発足20周年ということもあり、
なんと5日分が8000円という安さが魅力なのですが、
本日も病院へ診察にいったように靴擦れの傷が治らない限りは
出かけられそうにありません。もちろん仕事にも追われておりますが……。
毎年この3月の改正で乗りそびれている急行列車やブルトレが消えるのではと、
心配させられますが、今回3月17日のダイヤ改正では東京〜静岡を走る
往年の名列車・特急「東海」が廃止になります。

96年の改正で急行から特急に格上げになってからは
乗ったことはないのですが、165系の急行時代は何度か乗ったことがあります。
当時は周遊券がありましたので、エリアまでの行程で急行自由席が利用でき、
何度か乗ったものです。それにしても新型の373系に置き換えられて
特急に格上げになったのは失敗のように思えるのは僕だけでしょうか。
東海道新幹線の補完輸送という意味合いと沼津や清水など、
新幹線と縁のない地域には必要な列車だったのですが、
特急格上げで新幹線との料金格差がなくなり、さらに高速バスに押され、
今回の廃止に至ったようです。373系といっても快速ムーンライトながら
朝一番の静岡行普通列車にも使われている車両なので、
特急という扱いはちょっと割にあわない感じもあり、
急行に止めておいてほしかった気がします。
停車駅も新橋・川崎・藤沢・平塚・国府津函南・吉原・蒲原に
停車しなくなったことは痛手といわざるを得ません。
とにかく新幹線以外なら東海道本線熱海〜浜松間は快速の設定もなく、
トイレもない短い車両のロングシートで移動が大変辛いのです。
この区間だけでもリレー快速があれば便利なのですが、
昔、走っていた米原〜熱海のような長距離列車もなく、
熱海・静岡・浜松と乗り換えを余儀なくされます。
友人のめぞう氏が名古屋へ帰省の際に新幹線ばかりじゃおもしろくない
ということで特急「東海」を利用しようと考えたこともあったのですが、
料金的にもメリットがないため断念した経緯があります。
安い料金で利用できる急行であればもう少し乗客減に歯止めがかかったと
思うのは僕だけでしょうか? 東海道本線でも早川〜熱海、蒲原〜興津あたりは、
左手に海が望め旅情をかきたてられるのですが。
周遊券時代は急行「東海」でちょっとリッチな旅を楽しんだことが何度かあります。
これもまた古きよき時代の思い出ですが……。


【人気blogランキングへ】