とんでもない誤報

『トルヌス』の原稿のため兵庫県の某水族館へ電話取材しました。
ミドリガメことミシシッピアカミミガメのことでです。
この水族館は以前、飼い主が捨てるミシシッピアカミミガメを、
引き取っていたそうですが、飼育槽がいっぱいになって引き取りを止めた経緯を
WEB上で知ったからです。しかし、これはとんでもない誤報
子亀のミドリガメ時代は飼うくせに、大きくなったミシシッピを持て余した
ズルイ飼い主が持ち込んだため、仕方なく引き取ったのを、
そのバカ飼い主がWEB上で公表したそうです。
おかげでその水族館にミシシッピの持込が多発したといいます。
水族館の亀槽はこのミシシッピでいっぱいになっていると聞きますが、
一時期「捨てられたペット展」という企画展を開催したこともあるようです。
それにしても環境省の情けなさ。未だに特定外来生物に選定せず、
要注意外来生物」のままになっています。
それにしても日本に十分いるにもかかわらず、年間約100万匹のミシシッピの幼体
ミドリガメが輸入されているのにはため息が出ます。
「カメは万年」というようにミシシッピの平均寿命は20〜30年です。
飼い主もそれを承知で飼うならともかく、大きくなったら捨てるという習慣を
やめさせない限り、ミシシッピは増え続け、日本在来のクサガメ・イシガメが
絶滅危惧種になる恐れもあるのです。
神社などではカメを神の使いとしていますが、この神の使いもアメリカからの
ミシシッピに取って代わられました。早急に駆除していかなければなりません。
僕も故郷の用水でアメリカザリガニをみましたが、これも駆除すべきでした。


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