海の日

運転免許の更新のため東陽町の江東運転免許試験場へ向かうと、
東西線が異常に空いている。座れるのはラッキーと思いつつ、
試験場へ行ってみると開いてない。おかしいと思ったら祝日だった。
海の日って7月20日とばかり思っていたら2003年から月曜に移行していた。
成人の日、敬老の日、体育の日は移行したことを知っていたが、
最近は手帳というものを持たずデータ管理の生活していたからすっかり忘れていた。
せめてカレンダーでもあれば気づくのだが、部屋が狭すぎて飾ることもままならない。
同じように試験場へ来て引き返す人が3名ほどいたから、
僕と同じように祝日と知らずに来た人たちだろう。
もともとフリーの人間にとっては日曜以外は例外なく働いているので、
祝日という感覚があまりない。しかしだ。
ハッピーマンデー制度なんてくだらん祝日法をもうけるから、
国民がますます堕落する。僕も会社勤めのころ夏休み5日もらえるので、
全部、週休2日(当時は土曜は半ドン)にしようと毎週月曜に申請したら怒られた。
月曜日は週初めで会議もあり気を引き締めるための日なのだ。
ドラえもんのような中間管理職は祝日も働いているのに、
公的機関が休むとはけしからん! 子どもの夏休みが従来7月21日から42日間だから、
7月20日にすればその夏休みの延長になるのに。
青春18きっぷ」だって使用できるのは7月20日からだ。
もっとも大学生はもっと休みは早いところもあるが。
というわけで他の民間企業も休みで動きがない。仕方がないので、
昨日チケットショップで購入した鑑賞券『バルトの楽園』を新宿文化シネマに見に行く。
本来なら「シネマとしまえん」に行くのだが上映が終わっていた。
立ち見になると聞いて唖然としたが、何とか一番前の席に座れた。
会場小さい、スクリーン小さいという不満が残る。
映画自体は主演のマツケン人気か、おばさん中心の年配の方ばかりだった。
映画の中身は第一次世界大戦の坂東俘虜収容所でドイツ兵を人道的に扱った話。
なぜ見たかったかというと、02年に『幕末・明治・大正古写真帖』の編集で、
この坂東俘虜収容所の様子を鳴門市ドイツ館の協力を得て編集したことがあったからだ。
そういう意味ではドラマとはいえ、もう少し史実に近づけて欲しかった
気がしないでもない。ドイツ俘虜兵は民間の家に宿泊したり、
山に別荘をつくったり、日本の文化に興味をもった様子が写真に残されているからだ。
たぶんドイツのワールドカップに向けて仕掛けた狙いがあるだろうが、
この時代までの日本兵は武士道を重んじて優秀だったんでしょうね。
第二次世界大戦では捕虜を人道的に扱ったという話は聞かないし……。


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