もはや縁のない話ですが……

先日、当社と古いお付き合いのある流星社・川越社長から、
一口馬主が大変になっているお話をうかがった。
6月8日の記事だが、一口馬主を経営するクラブ法人
「ファンド法に則って会計をすべき」という国税庁のメスが入ったらしい。
こうなると競走馬が稼いだ賞金を20%も源泉所得税で取られることになり、
出資者には賞金の還元が5割以下になってしまうそうだ。
ただでさえ儲からない馬主の世界なのに、これでは競馬がさらに衰退してしまう。
一口馬主で出資しても出走までこぎつけられるのが6割、
さらに1勝できるのがこのうちの6割といわれ、全体では36%の確率になる。
そういう僕も会社設立の頃、社長に勧められたこともあって、
ミホノブルボンの全弟ローレルファイター(カツミエコーの最後の仔)を、
2口買ったことがあった。もちろん2冠馬ブルボンの弟だから、
財テクという意味もあってのことだが、結局南井厩舎に入ったのが失敗で、
調教からローテーに至るまで不満の残る内容で17戦未勝利で中央登録を抹消。
入着も何度かあったので賞金は少しだけ入ってきたが、
これが最初で最後になってしまった。僕の知り合いの馬などは
同じクラブで交流GⅠを勝って大儲けし、
生まれた子どもにまでその馬の名前をつけたというのに、
僕のほうはついてないというか、馬運がないというか……。
ブルボンの故郷・原口さんの生産馬や貞やん厩舎の馬は、
一口でも入って応援してあげたいが、なかなかそこまでお金が回らないのも現実。
一口馬主ならぬ本当の馬主になるのも夢のまた夢。


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