存廃に揺れ動いているピーチライナーですが、
1月23日より小牧市が「ピーチライナー」に関する意見の募集を行っており、
僕も投稿する機会をうかがっていたのですが、
このたび意見書をまとめて故郷の小牧市へ苦言を呈しました。
まず当初の計画であった高蔵寺延伸を断念させたこと、
上飯田連絡線開通前の無人状態の運転に何の危機感も示さなかったこと、
の2点に対する行政の責任を明らかにすることを指摘しています。
ここにきて意見を募集するというのは手遅れという感じがしてなりません。
4月に廃止される「北海道ちほく高原鉄道」もこういった意見交換を行っていましたが、
いろいろなアイデアを出しても一方的な回答しか得られず
「早くこんな掲示板閉鎖しろ!」という怒りの声も聞こえていました。
結論からいうと廃止するのは簡単です。でも一度廃止したら元には戻りません。
我が故郷小牧市も「負の遺産」を背負うことになるわけです。
そして多かれ少なかれ市民の税金で負担させられることになるのです。
すでに地元ではあきらめムードが漂っていますが、
もう一度だけ最大限の経営努力を行い、それでだめなら廃止へ導くべきかと思うのです。
まあ僕の出したアイデアといえば「イベント列車を走らせる」
「土休日限定で1日乗車券を発売してスタンプラリーをさせる」
などといった楽観的なものでしかありません。
しかし、もっと沿線人口が少なく経営に苦しんでいる各地の第三セクターでは、
鉄道利用者に温泉を無料にするとか、施設の割引など、
とにかく全国から人を集めようと涙ぐましい経営努力がなされているわけです。
「もともと都市交通だから」というのは単なる屁理屈に過ぎません。
愛知がクルマ社会とはいえ、ここまで放置状態というのも珍しいことです。
もっとも僕も鉄道の専門家ではないので、しょせん素人考えに過ぎないのですが、
最後に「鉄道アナリストとして名高い川島令三先生を招いて意見をうかがう」ことを
提案しています。説明会とはいえどこかの素人専門外教授などが幅を利かすご時世。
川島先生はこれまでにも全国の講習会や説明会に出かけ、テレビにも登場し
これまでにもローカル線電化や存続を実現させるなど、いろいろと影響力をもつ人です。
ぜひ小牧市にもお招きしてご意見をうかがうべきかと思います。