地方へ流れた元中央オープン馬抹消情報(2022年春編)

昨年は春の更新を忙しさにかまけて失念してしまったことお詫び申し上げます。
今春もまずは1月1日~3月31日に抹消された馬たちを抹消日順に掲げておきます。
掲載基準は2011年10月20日の項を参照ください。

1月7日・ミラアイトーン(浦和/中央24戦6勝/地方1戦0勝/19年鞍馬S)
1月27日・バンズーム笠松/中央27戦5勝/地方45戦2勝/16年名古屋大賞典JpnII2着)
1月28日・ドーヴァー(大井/中央31戦7勝/地方17戦0勝/19年キャピタルS)
2月18日・レッドゲルニカ(浦和/中央30戦6勝/地方6戦0勝/18年バレンタインS)
2月23日・タガノディグオ(兵庫/中央30戦4勝/地方13戦1勝/17年兵庫CS・JpnIII
3月11日・ラインカリーナ(浦和/中央17戦3勝/地方9戦1勝/19年関東オークスJpnII、21年ビューチフルDC)
3月25日・ドラゴンゲート(佐賀/中央23戦5勝/地方28戦17勝/17年NST賞、20・21年佐賀かばいダッシュ

この3カ月で抹消された馬は7頭でした。
このうちミラアイトーンは未確認情報ながら種牡馬登録、
レッドゲルニカは北海道・モモセライディングファームで乗馬、
ドラゴンゲートも乗馬クラブに引き取られたとネット競馬の掲示板にありました。
バンズームタガノディグオラインカリーナのその後は現時点で確認できませんでしたが、
ラインカリーナは重賞ウイナーかつ牝馬なので繁殖に上がっていると願いたいです。


しかし、競走馬である以上、どうしても悲しい別れはつきもので、
ドーヴァーは最後の競走となった本年1月27日の22ウインタースプリント競走中止
左第三中手骨外果骨折のため予後不良となりました。

また、年2回引き続き1年以上地方競馬の競走に出走しなかった場合、
馬主や厩舎からの届出がなければ、自動的に登録を抹消する制度にともない、
4月1日付で下記の5頭が抹消されました。

アキトクレッセント(岩手/中央29戦6勝/地方4戦1勝/17年ギャラクシーS)
コウエイエンブレム(兵庫/中央29戦6勝/地方7戦4勝/17年天王山S)
サフィロス(佐賀/中央17戦2勝/地方32戦3勝/14年京王杯2歳S・GII2着)
ヒーズインラブ(愛知/中央30戦6勝/地方5戦2勝/18年ダービー卿CT・GIII
ロジチャリス(金沢/中央26戦6勝/地方10戦0勝/17年ダービー卿CT・GIII

アキトクレッセントはあのタレント・矢部美穂さんが落札した馬で、
彼女のインスタに引退後は乗馬になるため帯広で訓練中とありました。
こういう情報を流してくれることは本当ありがたいことです。
しかし、その他4頭は現時点で所在が確認できませんでした。

知っている方がいれば報告いただけると幸いです。
とくにヒーズインラブロジチャリスはともにダービー卿CTの重賞ウイナーです。
しかもヒーズインラブは名古屋に移籍し、木之前葵ちゃん400勝目を飾った馬です。
わずか5戦で引退してしまったので写真を残すことができず、今回も抹消馬の写真がありません。
すべての競走馬のその後を追跡することは到底不可能でありますが、ここで発表することによって
一人でも多くの方が元中央オープン馬という看板馬に関心をもち、
1頭でも多く、その後が確認できれば、元競馬マスコミとしてこの上ない喜びです。
それではまた本年10月1日付の抹消の情報でお会いしましょう!

 

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