地方へ流れた元中央オープン馬抹消情報(2021年秋編)

毎年年3回更新してました抹消馬情報ですが、
2021年春編の4月1日付で抹消された地方へ流れた元中央オープン馬

データ更新を忙しさにかまけて失念してしまいました。

更新頻度も低いので楽しみにしてる読者は皆無かと思われますが、
まずはこの場を借りてお詫びします。

ということで最初に2021年1月1日~3月31日に抹消された馬たちを抹消日順に掲げておきます。
掲載基準は2011年10月20日の項を参照ください。


1月12日・オールブラッシュ(大井/中央36戦7勝/地方7戦1勝/17年川崎記念JpnI、20年報知オールスターCほか重賞1勝)
1月15日・ブルドッグボス(浦和/中央20戦7勝/地方25戦7勝/16年室町S、19年JBCスプリントJpnIほか重賞3勝)
1月22日・ツクバアズマオー(高知/中央35戦7勝/地方20戦7勝/17年中山金杯GIII
2月19日・コパノチャーリー(高知/中央50戦7勝/地方11戦2勝/17・18年阿蘇S)
3月19日・サイタスリーレッド(大井/中央33戦7勝/地方4戦0勝/17年テレ玉オーバルS・JpnIII2着)
3月27日・レヴァンテライオン(佐賀/中央30戦3勝/地方6戦0勝/16年函館2歳S・GIII

この3カ月で抹消された名馬は6頭でした。この6頭のうちオールブラッシュ青森県スプリングファーム、
ブルドッグボスは北海道レックススタッドコパノチャーリー熊本県本田牧場で種牡馬入りと
3頭が繁殖の道へ進んだことは驚きでした。
他に掲示板の情報ではツクバアズマオーは鹿児島県ホーストラストで余生、
サイタスリーレッド明治大学馬術部での再スタートを切ったとありました。
レヴァンテライオン疝痛で引退とあるものの、その後は現時点で確認できませんでした。

また、年2回引き続き1年以上地方競馬の競走に出走しなかった場合、
馬主や厩舎からの届出がなければ、自動的に登録を抹消する制度にともない、
4月1日付で下記の6頭が抹消されました。
エイシンエルヴィン船橋/中央27戦4勝/地方39戦2勝/14年きさらぎ賞GIII3着)
サウンドトゥルー船橋/中央51戦10勝/地方17戦6勝/16年チャンピオンズC・GI、20年東京記念ほか重賞5勝)
ショコラブラン(大井/中央33戦6勝/地方7戦0勝/17年京葉S)
デリッツァリモーネ(佐賀/中央15戦2勝/地方39戦13勝/13年萩S、17年宝満山賞ほか重賞3勝)
フィールザスマート(北海道/中央27戦5勝/地方15戦0勝/15年総武S)
ラインスピリット(大井/中央55戦8勝/地方2戦0勝/18年淀短距離S)

このうちGI馬サウンドトゥルー岡田スタッドで余生、
ラインスピリット兵庫県KTステーブルで乗馬、
未確認ながらショコラブランは相馬野馬追に参加しており、
フィールザスマートは北海道北広島乗馬クラブで訓練中と掲示板にありました。
掲示板情報がかなり役立っているとはいえ、残り2頭は確認できず
エイシンエルヴィンは重賞でないもののフランスの16年モントルトゥー賞優勝馬だけに気がかりです。

続いて4月2日~9月30日に抹消された馬たちを抹消日順に掲げます。

4月11日・レプランシュ(岩手/中央20戦2勝/地方24戦2勝/16年きさらぎ賞GIII2着)
4月15日・オデュッセウス(佐賀/中央26戦3勝/地方15戦3勝/16年橘S)
5月7日・フェニックスマーク(大井/中央15戦5勝/地方0戦0勝/18年ブリリアントS)
5月17日・アルタイル笠松/中央38戦7勝/地方18戦3勝/18年ボルックスS)
5月18日・レッドラウダ(川崎/中央38戦4勝/地方5戦0勝/15年小倉2歳S・GIII3着)
6月2日・ゴールドクイーン(愛知/中央20戦6勝/地方0戦0勝/18年葵S、19年かきつばた記念JpnIII
6月8日・エイシンヴァラー(高知/中央18戦6勝/地方38戦11勝/17年ジャニュアリーS、18年黒船賞JpnIII
7月26日・ニシノラッシュ船橋/中央24戦5勝/地方6戦0勝/15年クロッカスS)
9月3日・ミュゼエイリアン(大井/中央33戦3勝/地方0戦0勝/15年毎日杯GIII
9月24日・メイショウウタゲ(北海道/中央47戦8勝/地方12戦1勝/18年エニフS)

このうちアルタイルは北海道ホースフレンドファーム、

レッドラウダ茨城県中島トニアシュタールで乗馬と掲示板にあり、
ミュゼエリアンも乗馬とありましたが、行く先は確認できませんでした。
他の馬は確認できず、ゴールドクイーンは重賞2勝の牝馬なので繁殖に上がっていると信じたいところです。

今回は半年分更新できなかったので長くなってしまいましたが、
最後に地全協の規定に基づき10月1日付で下記の3頭が抹消されました。

テイエムヒッタマゲ(佐賀/中央18戦4勝/地方2戦0勝/17年昇竜S)
ビップライブリー(兵庫/中央36戦6勝/地方0戦0勝/19年春雷S)
メジャーアスリート(兵庫/中央24戦3勝/地方77戦0勝/11年全日本2歳優駿JpnI2着)

テイエムヒッタマゲは未確認ながら乗馬になったと掲示板にあり、
メジャーアスリートは東関東馬事学院で乗馬となったそうです。

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今回は抹消馬の中で唯一メジャーアスリートを撮ってました。
これは2014年10月25日BETTYさん池添リツの3名で川崎・馬頭観世音大祭へ行き
山崎尋美厩舎と新規開業の山崎裕也厩舎を訪問した際に
メジャーアスリートに逢って写真におさめることができたのです。
地方では1勝もできませんでしたが、交流JpnI2着の実績があり、
その後も重賞戦線やAクラスで入着を拾ってました。
園田へ移籍し、最終的にはCクラスまで落ちても勝てませんでしたが、
息の長い活躍をし、余生が決まって本当によかったと思います。
                    
すべての競走馬のその後を追跡することは到底不可能でありますが、ここで発表することによって
一人でも多くの方が元中央オープン馬という看板馬に関心をもち、
1頭でも多く、その後が確認できれば、元競馬マスコミとしてこの上ない喜びです。
それでは2021年末までの抹消馬を追って来年度にまたお会いしましょう!

 

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