民宿『てんご』と神の御杖杉(9月21日)

shugoro2015-09-23

暦上の本日23日は名古屋競馬へ行きますが、
これでまた写真撮影が大量に増えそうなため
先行して21日の出来事から更新しておきます。
結構重宝した長良川鉄道全線1日フリーきっぷですが
これは越美南線開通80周年記念のもので4枚つづりで1万円。
かなり有効活用しましたが、それでも夏場は逆に出かけられなくなどして
すでに有効期限の9月末日が迫る始末。
そこで好天ということもあって最後の1冊(4回分)を消化しようと考え
前日に郡上八幡駅へ行き日付を押しておいてもらったわけです。まずは行程から。


郡上八幡621→741美濃太田748→803関口827→1008美濃白鳥1153→
1203北濃1240→1339赤池1506→1519みなみ子宝温泉1627→
1641湯の洞温泉口1703→1708梅山1718→1853北濃1920→2009郡上八幡

朝はいつも通り上り始発ですが、毎回慌しいため睡眠不足のまま駅へ。
来た列車がボックスシートのある300形だったので
そのまま美濃太田まで睡眠にあてながら折り返し最初は関口で下車。
車が止まっていない駅舎を撮りたかったのですが
何かしら駐車が引きも切らず、今回も撮影はできませんでした。
続いても300形だったので、そのまま美濃白鳥へ。
美濃白鳥では未訪だった民宿『てんご』(冒頭写真)へ向かいました。
この宿は太平洋と日本海を桜並木で結ぼうとした元国鉄バス車掌の故・佐藤良二さんの実家で
桜の逸話は学校の教科書に登場し、映画やテレビドラマにもなった超有名な舞台です。
一度、2013年11月に宿泊しようと予約まで入れながら
東京で慌しくなってしまったため、キャンセルしてしまった辛い思い出があります。
行きは奥様が不在だったので外観のみ撮影。
このあと桜守・佐藤良二さんの顕彰碑(写真右)が立つ藤路の桜・向小駄良番所跡公園にも脚を延ばします。
藤路の桜(写真中央)は樹齢約600年、高さ18m、幹の太さ3.58mで
県指定天然記念物に指定されており、
越前街道油坂峠の小駄良番所(写真右)には門や建物も復元されていました。
さすがに誰もいませんでしたが、やはり開花シーズンに訪れたいものです。
帰りに民宿『てんご』の奥様に会えたので館内も撮影できました。
佐藤良二さんが亡くなってからもう38年になりますが、
奥様が現在もなお民宿を営んでいます。故・佐藤良二さんももちろん凄い人ですが、
夫を理解して支え続けた奥様も大変すばらしい人だと思います。
美濃白鳥へ戻って本日最初の終着北濃へ向かいましたが
シルバーウィークということもあって日中の長良川鉄道は2両編成でも立客が出るほどで、
終着の北濃まで行く乗客も多く、併設食堂の『花まんま』も大盛況でした。
満席になっていたため今回は焼きそばだけにしましたが写真は既出なので割愛します。

北濃から折り返し、続いて赤池で下車。
ますは第三長良川橋りょう(写真左)を撮影したあと、
徒歩で瓢ヶ岳(ふくべがたけ)PAのネーブルみなみ館へ寄ってスタンプを押し
熊野神社の国天然記念物指定の「神の御杖杉」(写真中央)へ向かいます。
途中の杉原集落は里山風景がすばらしいのですが、河川がすべてコンクリ護岸で興ざめです。
「神の御杖杉」は樹高42m、幹周9.5mで圧巻でしたが、ここも工事中で写真が撮りにくい環境でした。
再び赤池駅に戻ってみなみ子宝温泉に浸かりましたが、
もう帰りの列車も満員で、そのまま温泉へ雪崩れ込むため、
あまりくつろげる環境ではなく、北濃行に乗ろうとしましたが
来た列車がオールロングの500形のため、上りで湯の洞温泉口(写真右)で下車。
ここで折り返し列車を撮影しましたが、
赤いサルビアに包まれた湯の洞温泉口駅は絵になりました。
折り返し列車で梅山まで行き、下りを待ちますが、
残念ながら次の北濃行も300形ながらオールロングの改造車でした。
今後は300形ボックスシート確保のためにスケジュールが左右されそうです。
こうして1本前の北濃行で折り返し、郡上八幡へは20時9分着。
最終まで乗らなかったのは、コースケさん、よっちゃんと待望の『葵』へ行く
約束をしていたからですが、この店と2件目の『はちまん亭』については後日詳しく書きたいと思います。


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