頑張れ大井川鐵道!

shugoro2015-05-28

連日イベントのあと仕事再開していますが、作業が多くて大変です。
でも週末にはまたイベントがあるし、何とか終わらせねばなりません。
本日はこちらのニュースから。
【大鉄、再生支援申請へ 名鉄は撤退の方向】
経営不振の大井川鉄道島田市)の再建問題で、
大鉄が政府系の地域経済活性化支援機構(東京都)に
事業再生支援を申し込む方針を固めたことが28日、関係者の話で分かった。
1969年の名古屋鉄道名古屋市)の経営参加以来、
半世紀近くにわたる筆頭株主名鉄と大鉄の関係は大きな節目を迎える。
 同機構は有用な経営資源を持ちながら過大な債務を負った事業者を対象に金融機関や
新スポンサーとの間に入り、債権放棄を仲介するなどして事業再生を図る支援機関。
関係者によると、既に静岡県外でホテル再建に関わった
実績のある新スポンサーが浮上している模様だ。
支援が決定すれば、名鉄は事実上経営から撤退する見込みで、
大鉄は新スポンサーの下で再出発することになる。
現在の名鉄の持株数は44万株で議決権比率は10・5%。
 大鉄は主力のSL事業の不振で2013年度に3期連続赤字を計上した。
有利子負債は約35億円。14年3月に電車を大幅減便して沿線自治体に支援を求めるとともに
金融機関から元金の返済猶予を受け再建策を検討していた。
14年度は「きかんしゃトーマス」の好評で
黒字転換の見込み静岡新聞 5月28日(木)15時10分配信)

冒頭写真のようにSL復活運転の魁で、これまで様々なアイデア
苦境を乗り切ってきた大井川鐵道(写真左)ですが、
2014年3月には全線運転14往復から8往復に減便するなど、ここ数年苦戦しています。
また同時期にこれまで汽車弁当(写真中央)などを製造・販売してきた大鉄フードも
静岡駅弁の東海軒の傘下に入るなど、駅弁もさらなる画一化が進んでいます。
別のニュースでは名古屋市あおなみ線にSLを走らせたいため
SL貸与を同社に打診したのですが、やはり観光客を奪われることを危惧して断られています。
たしかに大井川鐵道沿線は人口が希薄で、SLの収入に頼っている部分が多いのですが、
やはり撮り鉄が多く、これだと収入的にはあまり恩恵が受けられません。
19年ぶりに大井川鐵道に乗ったのは2012年4月19日でしたが、このときは雨天に祟られました。
にしても全線フリーきっぷは当時で5500円(春〜秋季)でしたが
現在は6600円まで高騰しているし、本数も少ないのでなかなか利用はし辛い。
ただ、2日間有効なので沿線で一泊すれば使い勝手がよいかもしれません。
しかし、井川線は2014年9月に崩土によって接岨峡温泉〜井川間が運休となり、
全線フリーきっぷも発売中止となっています。
大井川鐵道はやはり千頭〜井川の井川線(写真右)を乗らないと来た意味も薄れます。
その井川線も4往復しかないので、もうSL乗って井川線に乗ると、
それで1日が終わってしまうのが辛いのですが、
やはり沿線で1泊して2日間でじっくり途中下車も楽しむのがベターでしょう。
まぁ、現況では次回いつ乗りに行けるか分かりませんが、なんとか存続してほしいものです。


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