妹尾浩一朗騎手初騎乗初勝利観戦記

shugoro2014-04-05

はい、13日になってようやく取材3日目の
写真整理230枚が終わり、14日にようやく更新に至った次第。
これでやっと半分。恐ろしく鈍亀更新になって恐縮ですが、
仕事の合間にしか整理&更新できません。
この日は本題のように高知競馬でデビューする
妹尾浩一朗騎手(冒頭写真)の騎乗レース観戦です。
前にも書きましたが2012年8月16日姫路競馬場でお会いした
チェリーさんのご子息で、このときからデビューが待ち遠しかったのですが、
あれから2年が経ち、浩一朗君も無事騎手課程を修了し、とうとうその日がやってきました。

と、その前に話がずれますが、午前中は朝6時に起床し、
K先生はりまや橋で合流し、高知での落ち穂拾い撮影もします。
はりまや橋から桂浜行のバスに乗り、手前の地蔵前で下車。
まずは撮影していなかった六体地蔵(写真左)を撮影。
土佐の大名になった山内一豊が相撲大会をすると偽り、
抵抗する長宗我部旧臣の一領具足たちを招き寄せ
丸腰のところを鉄砲で射殺したという黒歴史の供養塔です。
興味がある方は当社製作『血塗られた戦国残酷史』(洋泉社)をご覧くださいませ。
そして桂浜まで歩いて、あの坂本龍馬(写真中央)を撮影。
2009年に取材で何度も訪れたのですが、雨天であったり、曇天であったり、逆光だったりと、
なかなかうまく撮るに撮れなかった銅像です。今回はバッチシ!
この2箇所が撮影できれば桂浜の目的は終了ということで、
今度は上町一丁目で下車し、龍馬の聖地である喫茶『才谷屋』へ行ったのですが、
店の前に小型トラックが止まっていて何か様子が変。
店の入口を見たら「2013年5月17日で閉店」との貼り紙が。
( ̄▽ ̄;)!!ガーン、たしかに2009年8月に行った時も店内の衛生があまりよくなく、
くたびれてた印象がありましたが、大河ドラマも放映されたし、
何度も雑誌に登場した店だったのに、龍馬ファンだけでは維持できなかったのでしょうか?
龍馬コーヒーが飲めなくなってしまうとは……。
仕方ないので別の喫茶店でモーニングの朝食をとったあと、
高知城(写真右)で今回は別ルートの高知龍馬空港から高知入りした
おなじみBETTYさんもん吉さんと合流。4人で城を見学しましたが、
ここも2009年の取材時は天守閣が工事中で外観が撮影できなかったのです。
高知城見学後、ひろめ市場にも寄っていたら
高知駅北口発13時30分の競馬場行送迎バスがギリギリに。
ここでK先生とはお別れでしたが、このバスを逃してしまうと
高いタクシーでしか競馬場への移動ができなくなってしまうのです。
高知競馬場への送迎バスはいったん廃止されてしまったのですが、
本年度から1往復ながらも復活してくれたのは嬉しい限り。
売上増の黒字化で少しは余裕が出てきたようです。でもバスはガラガラでした。

14時に高知競馬場に到着し、ようやく本題に入ります。
競馬場では高知競馬の親衛隊というべきリボンさん
福山競馬でお会いした関西の馬友とも再会。
最初にBETTYさん同様、妹尾浩一朗騎乗本日7鞍の単複100円すべて購入。
1レースの前に騎手の紹介式があり、いよいよ新人妹尾浩一朗騎手(写真左)が登場。
姫路競馬場のときは浩一朗君の家族と会っただけで本人とはお会いしていなかったのですが、
学校卒業後のイガグリ頭でまだあどけない表情が残るとはいえ、相当なイケメン王子
競馬界の坂本龍馬というべきか、こりゃあモテモテ間違いなし
と同時にM騎手のように悪い女にはひっかからないよう……それだけが心配。
そしてもう一人オーストラリアから短期免許で騎乗の賀谷祥平(写真右)も紹介。
上智大学卒業でオーストラリアの公認会計士の資格も持ってるとかで相当なインテリです。

ついでに女性騎手もパパラッチ!
Oh、まぃ〜ごこと別府真衣騎手(写真左)
ルイルイこと下村瑠衣騎手(写真右)
お二人とも高知競馬場で大活躍しています。

最後にファンへの花束贈呈(写真左)もあり、
浩一朗君がこんなおっさんにも花束くれました! なんて好青年!
天候は午後から崩れ始め、第1レースが始まる頃には雨もポツポツ。
そう、この日の1レースは 「大阪発高知馬旅Z協賛 妹尾浩一朗初騎乗 特別」
しかも騎乗馬が中央から移籍後、2連勝中のヤギリエスペランサ。
馬主はフミノならぬフミタツ冠号馬でも知られる大黒富美子さんで圧倒的な1番人気。
初騎乗初勝利のお膳立てができているとはいえ、浩一朗君相当なプレッシャーだろうな。
そりゃ、圧倒的な1番人気馬が飛ぶことなんてよくあることだし、
ここで勝てなければ今後の騎乗にも影響してしまう。
ある意味、絶対に勝たねばならない試練なわけで。
浩一朗君よりウチらのほうが「どーしょ〜雨降ってきちゃったよ〜」なんて
親のように心配していましたから……。
パドックではリボンさんお手製の横断幕(写真右)が。
リボンさんが〜夜なべをして〜せっせと編んだだよ〜♪

いよいよヤギリエスペランサ騎乗(写真左)の妹尾浩一朗騎手登場。
紹介式の時はちょっと緊張している様子でしたが、
もう馬に騎乗したときはしっかり落ち着いた表情で大物感を漂わせています。
レースは新人とは思えぬ落ち着いた騎乗で、あせらず中段につけて
直線では2着に6馬身(写真右)をつける圧勝! すげぇー!
地方競馬の新人ではもちろん一番乗り。いやこの単勝馬券は絶対換金できません。
後ろを振り返ったら、スタンドでお母さんの涙が。レース前は、
「妹尾浩一朗騎手が勝ったら、みんなでお母さんを胴上げでぇ〜い」
なんて云ってましたが、お母さんの涙見たら、
間違ってもそんなことできる雰囲気ではなかったのはたしか。
嬉涙というより安堵の涙というべきでしょうか。
あとでお母さんからケーキやタオルなど記念品をたくさんいただき感謝感激。
本当に高知競馬場へ来てよかったです。
それでは感動の妹尾浩一朗騎手初騎乗初勝利をようつべでどうぞ(レースは後半です)

この日はお母さんの涙に天までもらい泣きしたか?
どんどん雨がひどくなり、カメラは故障すると元も子もなくなるので
撮影は途中から断念したが、それ以外の妹尾浩一朗騎手の結果を。
2Rヒメギクーダイリン8着(6番人気)
3Rエムオーリシャール10着ブービー(6番人気)
5Rマスターサイプレス3着(6番人気)複勝510円アタリ
9Rブロンドバレット9着ブービー(7番人気)
10Rハナニナレ8着(5番人気)
12Rパウロ5着(2番人気)


さすがに2勝できるほどプロの世界は甘くはありませんが、
それでも周囲からも騎乗フォームの美しさが賞賛され、将来の有望株なことはたしか。
ウチらの応援馬券が人気を過剰にしているとはいえ、
5Rでは6番人気を3着に持ってきて複勝510円をつけるなど侮れません。
関西の馬友さんがレースを協賛してくれたおかげで
妹尾浩一朗騎手が騎乗しないレースの合間は来賓室で休憩ができて喜びもひとしおでした。

最終レース終了後はバスではりまや橋に戻り、
リボンさんくろべえさん駅弁てんぷくトリオの5名で大黒堂へ。
写真は左からカツオの塩たたき、チャンバラ貝、四万十青さのり天ぷら、
ウツボのたたきなど(゚Д゚)ウマー
宴会終了後もくろべえさん除く4名で午前2時までカラオケ。
ホテルに戻って眠ったのは午前3時というとんでもスケジュールで明日へ(つづく)


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