長良川鉄道を守れ!

shugoro2013-11-22

昨日の続きになるが、慌しくて書けなかったのがこの本題。
本日もまだ脱稿できていないし、このまま脱稿を済ませて
ひと寝入りしてから明日のスタンプオフ会に参加せねばならない。
場所は江東区亀戸文化センターで13時から。
参加者にはモニターとして『決定版 旅と鉄道スタンプ帖』を1冊プレゼント!
って今さらの告知になるが、参加者が多すぎても困るのでためらってしまった次第。
本題のほうは先日、神保町で買い求めた
『数字でみる鉄道2013』(国土交通省鉄道局監修)より、
最新の長良川鉄道(冒頭写真)の1日1キロあたりの輸送密度をみて唖然とした。
2011年度は358人
以前に制作した『乗って残したい赤字ローカル線は今』(インフォレスト
2007年度で511人、2008年度で458人、乗客減に歯止めがきかなくなっている。
この輸送密度がいかに悲惨かといえば、昔国鉄赤字ローカル線問題で名指しされた
ワースト10に長良川鉄道も入っていることだ。
もっと高い輸送密度でも廃止されてしまった鉄道は過去にどれだけあることか。
ちなみに最新のデータでみるとワーストトップは阿佐海岸鉄道91人
震災でどうにもならない三陸鉄道106人はさておき、
紀州鉄道244人秋田内陸縦貫鉄道331人に次ぐ数値である。
沿線人口がもっと少なそうな錦川鉄道379人わたらせ渓谷鉄道436人より低いとは。
ちなみに同じ岐阜県内の樽見鉄道609人明知鉄道560人
こちらも減少傾向にあるものの、長良川鉄道ほど落ち込んでいない。
秋田内陸縦貫鉄道もそうだが、この場合は路線が長ければ長いほど不利になってしまう。
長良川鉄道郡上八幡以北を切れば輸送密度は改善されるであろうが、
これだけは絶対に避けなくてはならないことである。
そのために郡上市長を兼任する現・社長も頑張っているのだから。
にしてもまずはやはり沿線住民の鉄道に対する意識を改革すべきであろう。
以前に郡上八幡の人に話を聞いたことがあるが、やはり移動はバス。
たしかに名古屋から直通もあり、街中まで運行されるので便利だし安いことはたしか。
しかし、北陸東海自動車道の影響もあって
モータリゼーションが急加速してどうにもならなくなっている。
その意味では名鉄美濃町線の廃止も痛かった。
岐阜へ出るのにわざわざ関でバスに乗り換えるぐらいなら、
郡上八幡から直通のバスで出てしまうからだ。
僕は郡上八幡へ行くたびに長良川鉄道を利用し、
無人輸送を阻止するためわざわざ最終の北濃行往復も何度かやった。
しかし、僕一人乗ったところでは輸送密度の改善にはつながらないのだ。
2年前に秋田内陸縦貫鉄道の取材に行き、
東京から沿線へ移住して鉄道を守ろうとするOさんの活動に感銘を受けた。
冬の雪かきだって大変で暮らしは半端ではない。
だから僕も郡上八幡への移住を計画し、
まずは郡上八幡での古民家購入を計画したのだが、
1年経ってもうまくいかなかった。
むろん家を購入する予算が無尽蔵にあるならもっと早く買えたのだろうが、
なかなか予算と物件の条件が合わないでいたからだ。
そして今回も11月25日に候補物件の見学のために郡上八幡へ行く。
ただし、いつもと事情が違うのは今回は叔父同伴のため車で行かざるを得ず、
本来なら郡上の宿に泊まって長良川鉄道で帰るつもりだったのだが、
仕事の多忙ゆえに宿泊をキャンセルして
日帰りで東京へ戻らざるを得なくなってしまったからだ。
第3セクターで公的な補助があるとはいえ、もはや楽観できるような数字でなく、
僕も1日でも早く郡上八幡へ移住し、
長良川鉄道を存続させる手立てを考えなくてはならない。
鉄道が廃止されてしまえば移住先の価値も低下してしまうからである。
むろん、最近の長良川鉄道の広報活動には目覚しいものがある。
せめて2012年度は数字が少しでも回復することを願って
今回はせめて入場券かグッズを購入して売上に貢献しようと思っている。


本日の木之前葵ちゃん
8Rオークブラフ6着(8番人気)


うーん、やはり笠松開催での20勝目はきつかったか。
大畑騎手騎乗のマルサンボサツも9着シンガリ(6番人気)で
援護射撃にもならなかった。6Rナガラも4着でトホホでしたが、
南関東ではかろうじて収支プラスにして回復したのでよしとしましょう。


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