3年半ぶりの高知競馬観戦記(2月24日)

shugoro2013-02-25

やっと高知編の約400枚の写真整理が
3月12日になってやっと終わりましたが、
まだ笠松編と中山フミノ祭の写真整理が終わりません。
今週は仕事も詰まっているので写真整理ばかり専念できない事情もありますが、
記憶がだんだん薄れてきているので余計大変になりかねません。


という話はさておき、1日ずれますが高知編の後半です。
ちょっとしたアクシデントもあって、高知競馬場到着は1R始まる前後でした。
到着と同時にリボンさんが昨日から貼っていたという横断幕をはずしに猛ダッシュ
本当はリボンさんが13時から競馬の予想教室を予約していただいたのですが、
これには参加できませんでした。でも参加テキストの競馬専門紙
『競馬研究』『土佐龍馬中島』『福ちゃん』の三紙がもらえて嬉し〜。
コレクションですべて購入するつもりでいたから尚更です。
さらにリボンさんの配慮で来賓の招待席での観戦も可能ですが、
まずはナイター開催2日だった2009年7月25日から3年半ぶりとなる現場ルポを。
冒頭写真のようにすでに古代遺跡の壁画と化したあのハルウララ
この1頭のおかげで高知競馬は大ブレイクしましたが、
その後は高いロイヤリティーを求めたあの悪徳馬主によって競馬場自体の命運をも揺るがしました。
もうすでに競馬マスコミ内での悪評は知れ渡っていたので、
それを知らなかった高知競馬関係者の純粋さと無知さを嘆いたものですが、
あの現・千葉県知事の森○健作氏すら騙されるのですから、
ある意味、金に対する嗅覚とそのぶりは天才的といえましょう。
その後もホリエモン最多勝新記録(当時)のエスケープハッチ
最高齢勝利のオースミレパードや最多出走馬など話題の馬は出ましたが、
なんかあのときのブームが嘘だったように入場者は潮が引くように減っていき、
そして場内にあった競馬場グッズの売店も閉店しました。
2009年7月に起死回生のナイター開催を導入しますが、
それに先立つ4月には高知駅前からの無料バスを廃止。
路線バスで行くことはできてもナイター終了時にはすでにバスがなく、
たしか2009年時に問い合わせたことがあったのですが、
結局はタクシーで行かざる得なくなり、タクシー代も馬鹿にならなかったことが記憶にあります。
で、ナイター2日目だった2年半前も入場者数が心許なかった思い出があります。
僕自身は人ごみの競馬場より空いているほうが動きやすくて気持ちよく好きなのですが、
それにしてもこうも入場者が少ないと心配になってきます。
もうどうせハルウララのグッズなんて販売できないのだったら、
あの壁面に高知競馬が舞台となっているたいようのマキバオーでも
つの丸師匠に頼んで描いてもらえないものでしょうか?

レースは2Rから観ましたが、ここになんと元中央オープン馬のフサイチアウステル(写真左)が出走。
一時はキン・コン・カンで社台のお得意様でしたが、
やはり没落してしまったあの関口氏のフサイチ冠号馬。
もちろん現在は馬主が替わっています。すでに11歳。
中央では27戦5勝で、重賞勝ちはないものの05年セントライト記念GII2着、
同年の菊花賞・GIでも5着入賞、06年AJCC杯・GII2着、
08年の都大路Sと米子Sのオープン特別を2勝しました。
そんな1億円以上稼いだ名馬が高知のC3クラスの1着賞金9万のレースに出走し、
しかもこの日は7着。地方ではこの時点で24戦して未勝利。
ダートの適性がないと云えばそれまでですが、
セン馬となって繁殖の望みもないのですから、走り続けることで生き永らえています。
ここんところ毎週のように出走していますが、ぜひ応援に行ってあげてください!
3Rにはリボンさんが横断幕を貼った最多出走記録を更新中のセニョールベストが出走。
馬券は買ったのに他の撮影に気をとられ、写真撮りそびれてしまいました。リボンさんごめんなさい
そして3Rの誘導後にはやはりリボンさんが宣伝していた
誘導馬エイシンメンフィス(写真中央)との触れ合いサービスもありました。
このエイシンメンフィス号も中央25戦4勝/地方4戦0勝。
中央のオープン勝ちこそありませんが、準オープンの96年門松Sを勝ち、
重賞にも出走したことのある馬です。笠松に移籍して4戦未勝利でしたが、
高知に流れて誘導馬として活躍できていることは嬉しい限りです。
そういえば昨年の愛知杯を勝ったエーシンメンフィスという現役馬もいますね。
こちらは牝馬ですが、エイシンとエーシンでなんとも混乱しそう。
と観ているうちに陽も落ちて招待席へ移ったのですが、
6R終了後に別府真衣騎手マカオ遠征壮行式(写真右)があるので、
リボンさんが「人が少ないから降りてきて」と云われ、
レース終了後にBETTYさんもん吉さんウィナーズサークルへ。
OH! まぃ〜ご! 高知のアイドルジョッキーまぃ〜ごがこんな真近で観れるとは。
一人おっかけらしきパパラッチが動画を撮っていたけど、
まぃ〜ごの真正面の場所をshugoroが楽々確保できてしまうとは……。
名古屋の宮下瞳引退式のときなんかまともに撮れる場所が確保できなかったし、
こんなに可愛いまぃ〜ごをパパラッチしなくていいのか?
しかし、福山でもあった売店が高知にはないので、
まぃ〜ご関連のグッズをお土産に買おうにも買えやしない。
実はこのまぃ〜ご、2009年7月に高知競馬へ行ったときも
何かの壮行式でやはりウィナースサークルかぶりつきでパパラッチしてます。
やはりこれも運命の赤い糸を感じ、しかも2Rでは3連単3660円を獲らせてもらいました。

夜さ恋ナイターとはいえ、2月の高知は風が冷たくてやはり寒い。
スタンドやレース、パドックも撮影したが、人はまばらで、
パドックでも楽々フェンス越まで行けてしまう。
南関東でもメインでないときはひと気が少ないと感じたものですが、
それ以上に高知は相対的な入場者数が少ないのです。
予想屋の予想にも頼ろうとしたが、場立ちの予想屋がおらず、
廃業になったスタンドだけが残っていました。
ただ、リボンさんの指摘では目立たない場所に1件あるそうです。
馬券のほうは前半2レース獲りましたが、後半は散々で結局はマイナスに。
ただ、もん吉さんだけは払戻機で万札を引き出すもうけぶりで、
高知競馬から分捕ったようです(まぁテラ銭しっかりとられてますけどね)
このように高知競馬場は入場者数では苦戦しており、
では場外のバルスへ行くのかと思いきやそこも少数で
売上はPATの普及でなんとかしのいでいるようです。
しかし、やはり現地で観戦しなければ競馬はおもしろくありません。
やはり無料送迎バスを復活させ、もっと夜さ恋ナイターが楽しめる環境づくりが必要かと思います。

最後に高知競馬場のグルメで締めくくります。
前回も行った『岡林食堂』ですが、リボンさんが5時に閉店と云ったので、
まだ、ランチの腹持ちがあるまま、夕方に岡林食堂へ向かい新規グルメ開拓。
僕が食したのはやきめし600円(写真左)でボリュームたっぷりで(゚Д゚)ウマー
BETTYさんは肉うどん600円(写真中央)
もん吉さんはらーめん550円(写真右)を食しました。

さらにリボンさんはちらし寿し300円(写真左)
これ安いけど十分腹が膨れるほどてんこ盛なんです。
そして僕のオススメは脂のりがよいサバ寿司300円(写真中央)で、
これはBETTYさん、もん吉さんと1個ずつ(゚Д゚)ウマー
岡林食堂さんの話では大体17時頃までは開けていて、
あとは客入り次第ということでした。
しかし、どうも食堂まで脚を運ぶ人が少なく、
ナイターなのに夕食時間には閉店してしまうという感じです。
むろん、店が繁盛すれば営業時間も見直されることは間違いありません。
これもナイターなのにアクセスが車メインでは
アルコールも基本的に飲めない負のスパイラルです(今回は飲みませんでしたが)
ということで前回食したカマスの姿寿司300円(写真右)もUPしますので、
ぜひ食堂にも脚を運んでくださいまし。
リボンさんが云うにはかつて屋台の二級グルメでも
地元のクジラカツなどがあったそうですが、なくなってしまったそうです。
以前行ったときに食した屋台はあまりおいしいと思いませんでしたが、
それにしても屋台に寄る客さえも少ない。まぁ、この寒さではあいすくりんは売れませんが。
あまりの売行のなさに最後にヤキトリを1本購入したら、
こんにゃくまでオマケしてくれました。
福山競馬廃止で次は高知が危ないと云われ、
本当に競馬ファンが守る気がなければ高知はおろか、
金沢・名古屋・笠松の東海公営も危うく、
最後は園田と南関東ぐらいしか生き残れなくなるでしょう。


そのために高知競馬を愛するリボンさんが必死で応援に駆けつけ、
高知競馬を守ろうとしている熱意がひしひしと伝わりました。
今回は招待席に入れたのも、リボンさんの恩恵です。ありがとうございました。
高知競馬終了後、リボンさんと高知駅で別れて、
さらに夜半をかけて笠松競馬へと向かいます(つづく)


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