地方へ流れた元中央オープン馬抹消情報(2015年秋編)

shugoro2015-10-24

本日の富士S・室町S・アイビーSもかすりもせず、
もう10月もすっかり後半に差し掛かってしまいましたが
前半はとにかく慌しく地全協から10月1日付で抹消された
地方へ流れた元中央オープン馬の更新と発表もできぬままになっていました。
まずは4月2日〜9月30日の抹消馬を抹消日順に紹介したいと思います。
掲載基準は2011年10月20日の項を参照ください。


5月21日・グランドラッチ(北海道/中央29戦5勝/地方21戦1勝/11年クラスターC・JpnIII2着)
5月29日・カリバーン(大井/中央23戦5勝/地方9戦1勝/11年白富士S、14年せきれい賞)
6月2日・トシギャングスタ(大井/中央42戦4勝/地方8戦0勝/10年ファルコンS・GIII2着)
6月25日・サンディエゴシチー船橋/中央26戦4勝/地方1戦0勝/09年札幌2歳S・GIII
6月25日・インペリアルマーチ船橋/中央26戦5勝/地方4戦1勝/12年ベルセウスS2着)
7月4日・トウショウカズン(金沢/中央37戦6勝/地方4戦0勝/12年根岸SGIII2着)
7月24日・ワールドハンター(高知/中央49戦5勝/地方50戦9勝/07年NZT・GII3着)
7月25日・メダリアビート(兵庫/中央46戦6勝/地方0戦0勝/11年しらかばS)
8月13日・クリーン(佐賀/中央56戦6勝/地方34戦3勝/10年阿蘇S)
8月20日シゲルモトナリ(佐賀/中央51戦2勝/地方4戦1勝/10年マーガレットS)
8月25日・フリートストリート(大井/中央22戦6勝/地方2戦0勝/13年エルムS・GIII
9月26日・エスカーダ(岩手/中央56戦3勝/地方9戦3勝/09年クリスマスローズS)


今回は抹消馬がたくさんおり、このうち未確認情報ですがトシギャングスタ山梨県
トウショウカズンは東京都で、デカ馬クリーン兵庫県で、
フリートストリートは東京の八王子乗馬倶楽部で
乗馬になっているとネット競馬の掲示板にありました。
しかし、サンディエゴシチーは移籍緒戦となった6月17日の京成盃グランドマイラーズ予後不良となり、
インペリアルマーチも6月20日心不全で亡くなったそうです。
また、年2回引き続き1年以上地方競馬の競走に出走しなかった場合、
馬主や厩舎からの届出がなければ、自動的に登録を抹消する制度にともない、
10月1日付で下記の5頭が抹消されました。


インバルコ(兵庫/中央42戦8勝/地方5戦0勝/10年師走S)
ゲンテン(大井/中央16戦2勝/地方0戦0勝/11年デイリー杯2歳S・GII3着)
スターシップ船橋/中央37戦6勝/地方16戦2勝/10年大沼S)
ネオサクセス(大井/中央31戦4勝/地方8戦0勝/12年ダービー卿CT・GIII3着)
ヒシカツリーダー(金沢/中央30戦6勝/地方32戦7勝/09年ジャニュアリーS)


このうちスターシップ船橋競馬での誘導馬となることが決まり、特訓を受けているそうで
再び白い美しい馬体を船橋のナイターで披露してくれることでしょう。
だが、他の4頭は現時点で所在が確認できていません。

今回、撮影できたのは左からクリーン、スターシップ、ヒシカツリーダーの3頭でした。
郡上に移住してしまうと、南関には頻繁に行けなくなるので
こういった写真も撮る機会もが減っていくことでしょう。
もっとも思い出深いのはやはり冒頭写真にも掲げたヒシカツリーダーでしょう。
今は亡き小島貞博厩舎にいた馬で07年昇竜Sと09年ジャニュアリーSのオープン特別を2勝し、
重賞でも10年の根岸SGIIIを2着し、GIフェブラリーSにも出走しました。
フェブラリーSでは細江純子さんが推していたのですが、残念ながら10着(7番人気)でした。
その後、船橋の林厩舎へ移籍し4戦して勝てず
新天地の金沢では7勝を挙げ、冬場の笠松に遠征し、2014年2月14日の東海クラウンが
積雪で取り止めになったのが最後の出走でした。
すべての競走馬のその後を追跡することは到底不可能でありますが、ここで発表することによって
一人でも多くの方が元中央オープン馬という看板馬に関心をもち、
1頭でも多く、その後が確認できれば、編者としてこの上ない喜びです。
今回もまた発表が遅れてしまいましたが、2015年末までの抹消馬を追って来年度にまたお会いしましょう!


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