こんなニュース見たら働く意欲なくしますよね。
【生活保護、212万4669人=過去最多を更新―厚労省】
厚生労働省は24日、7月の全国の生活保護受給者が前月比9192人増の212万4669人、
受給世帯が6989世帯増の154万9773世帯になったと発表した。ともに過去最多を更新した。
世帯主別に見ると、高齢者が67万1572世帯で最も多く、
次いでけがや病気を抱える傷病者が29万8703世帯、
その他失業などによるものが28万3062世帯(10月24日(水)12時54分配信・時事通信)。
先日も受給者のコメント「1日1000円しか使えない」がネット上で紛糾していましたが、
生活保護受給者数の推移を見ても昭和26年(1951)の204.7万人から、
平成8年(1995)には88万2229人まで減っていた受給者が、
その後、徐々に増え、平成20年(2008)のリーマン・ショック引き金に急増したそうです。
そして平成23年(2011)7月には終戦後の最高を上回る205万495人となり、
2009年の時点で3兆円を突破したとか。
全部が全部とはいいませんが、ここんところ不正受給事件も多発しており、
審査を厳しくし、制度改革は必要かと思われます。
こんなところに無駄な予算が使えるならもっと年金制度をしっかりし、
ローカル線などの公共交通も廃止せず、きちんと存続してほしいものです。
それとは別にこんなニュースもありました。
【岩泉線の復旧費「22億円」県など試算】
JR東日本が廃線の方針を決めた岩泉線について、県と宮古市、
岩泉町でつくる安全対策費用検証委員会が、復旧工事にかかる費用を約22億円と試算した。
JR東は安全対策費を130億円と見積もったが、検証委は工事を限定すればより安価にできる、とした。
工事が必要な場所は、JR東の111カ所に対して、検証委は緊急性の高い箇所を66カ所とした。
落石や岩盤崩壊の検知装置などを整備することで
安全性は確保できるとした(2012年10月24日朝日新聞)。
130億円と22億円って6倍近い開きがあるんですけど……、
まさに捕らぬ狸の皮算用とはこのことです。
大目に見積もって廃止を示唆したいJRと何が何でも復旧したい県では、
復旧費用も大幅に違ってくるんですね。
「青春18」が利用できなくなるのは辛いですが、岩泉線も山田線もいっそのこと
JRから分離して三陸鉄道に移管したほうがいいと思うのです。