『坂の上の雲』第12回「敵艦見ゆ」

本日は慌しくて競馬観戦以外は雑用に追われていたため、
外出もせず、タイムリーに観ることができました。
まずは先週のおさらいからですが、視聴率11.0%
前回比1.7%減という相変わらず厳しい状況で、
このままでは第二部の最後の第9回のように10%切りになりそうな感じです。


本題は真之が家に戻ってきたら、母が尋ねてきたところからでしたね。
しかし、今回の主役は好古でしょう。黒溝台会戦のときは好古の意見が
「冬季にロシア軍も動かない」とことごとく退けられ、ロシアの奇襲を受けます。
日本軍が苦戦しながらもロシア軍の撤退により辛勝となり、
続く奉天会戦になるわけですが、ここはやはり短い時間に描こうとすると苦しい。
クロパトキンがなぜ勝っていながら奉天を撤退してしまうのか、
そのあたりがもう少し丁寧に描ければよかったのですが、
視聴者のほうついていけなくなります。
そして海軍。バルチック艦隊シンガポール沖からいよいよ東上。
果たして日本海を通るか、太平洋を通るかの運命の選択になるわけですが、
真之が津軽海峡方面へ提案しますが、
最終的には東郷平八郎が「対馬海峡」と断言。うーん、かっこいいですね。
そしてタイトルの「敵艦見ゆ」を聞いて踊る真之。
司令部への報告に名文「本日晴朗ナレドモ波高シ」と追記します。
いよいよZ旗が揚げられ、バルチック艦隊と遭遇した連合艦隊は、
ここで「取り舵いっぱい」と回頭を開始し、
この10分間はロシアの砲撃にさらされます。
有名なT字戦法の始まりで、来週はいよいよ最終回
有馬記念と重なるし、ビデオ録画が心配ですが、
最終回ぐらいはもっと注目してほしいものですね。


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