「撮りっぱ」の非効率

「撮りっぱ」とは「撮りっ放し」のことで、
20年近く前に撮影した写真やスタンプのことです。
入稿するためにこういう写真やスタンプを1個1個探してスキャンしてデータにするのは、
はっきりいってものすごく効率悪いです。
大体、カミヤキで撮影したものなんかはとくにアルバムにささっているだけでして。
おそらく実家に戻れば現在になって価値のあるような貴重な資料がたくさん。
しかし、大半は段ボール箱に眠っているだけで宝の持ち腐れと化しております。
僕の先輩筋にあたるO氏はもう40年以上鉄道趣味で写真とか撮っているのですが、
こういう鉄道マニアの方々はその場その場で撮るのが趣味で、
実際には撮りっぱになってしまうんです。自己満足の世界ですから……。
僕でもすでにカミヤキのものは記憶が薄れてどこの写真だったか思い出せないものもあります。
それにしても時間が腐るほどあった大学生時代。
学割もきいた周遊券で何日も何日も北海道や九州に出かけました。
北海道や九州は夜行列車がそのまま宿代わりになるし、結構エコノミーに旅行できたものです。
まあ、生活水準は現在ほど高くなかったのですが、
それでも高校時代に比べれば写真たくさん撮っていたし、駅弁、入場券なども買っていました。
しかし、さすがにポジフィルムに手を出す余裕はなく、カミヤキのネガフィルムだけでしたが。
最近になってやっと取材などに出かけたらすぐにネームをつけてデータ化するようにしていますが、
それでも500枚なんて撮ってしまうとネーム整理だけで2日はかかります。
しかも、記憶のあるうちにやっておかないと、判明できなくなるものも……。
そのへんが趣味と仕事の差なのでしょうか。
カミヤキなどは元のネガフィルムなどはほとんど未整理でして。
それでも今となっては貴重な資料となっているのですが。うーん、デジタル化遅れたな。


【人気blogランキングへ】