小出駅の衰退と只見線(1月13日・3枚目)

12日は取材に出遅れてしまったため、青春18残り3日が消化しきれません。
ドラえもんが1日分残っていたので、僕のを1日分譲り1泊2日の旅をすることにしました。
目的は来年の大河ドラマ天地人』の素材集め。先走りではありますが、
雪景色は今しか撮れないということで、新潟の南魚沼と山形の米沢へ出かけることにしたのです。
まずは1日目の行程から。


東中野432→438代々木442→453池袋502→510赤羽524→654高崎710→812水上819→
856越後湯沢931→942上越国際スキー場前1053→1101六日町1241→1302小出1317→
1718会津若松1722→1737喜多方1850→2054新津2100→2112亀田2133→2142新潟


下調べしていたので徹夜です。雪が降っているので水上から先の行程は
計画通り行くか心配でしたが、今回は豪雪地帯で有名な只見線まで乗れました。
ただし、六日町の坂戸城跡は大雪に見舞われてさすがに撮影できませんでした。
駅に着いたときにはまだ山がくっきりと見えていたのに、
観光案内所へ寄っていたらいつの間にかまったく視界を遮られ、
手前のコーヒー屋さんで晴れるのを待っていましたがダメでした。
僕の姓と同じ「小出駅」から発着する只見線に乗るのは5回目くらいでしょうか。
小出駅にも縁があって7回くらい下車したと思います。
一番最初に訪問したのは1984年3月で、このときもドラえもんと一緒でした。
ドラえもん小出駅の駅名連呼を録音していたことが思い出されます。
すでに上越新幹線が開通しており、新幹線駅の座を浦佐という小さな駅に奪われた小出駅は、
旅行センターが浦佐駅に移転するなど、すでに衰退の傾向がみられました。
しかし、当時はまだ駅弁屋さんも立ち食いそば屋さんも営業しており、
大学時代に初めて只見線に乗った際に買った駅弁は幕の内でしたが、
500円のリーズナブルな値の割にはおかずが豪華だったと記憶しています。
その後、社会人になってから只見線に乗ったときも駅弁を購入しようとしましたが、
そのときは買えず、立ち食いソバを食べようとしていたのですが、
その後閉店してしまい、これも食べずじまいに終わってしまったのです。
もしかしたら一番最初に参加した92年の「どん行会」が会津中川駅前の沼沢温泉だったので、
そのときに食しているかもしれません。
ただ何度か訪問してキヨスクで売っていた小出駅のみやげ、
キーホルダーや通行手形を購入したことがあります。
しかし、今回只見線の乗り換えで訪れた際には、そういう駅みやげもありませんでした。
あの寂れようではキヨスクの維持も心配で、売上協力のためにも、
小出名物の鮎もなか1050円とはっか糖320円を購入。
撮影後に食しましたが両者とも美味でございます

小出駅が衰退する反面、只見線は「三連休パス」「土・日きっぷ」「青春18きっぷ」など、
フリーきっぷのユーザーが多いことでも知られます。
とくに近年はその傾向が顕著で、昔なら楽々座れたローカル線が、
乗り継ぎ列車では席を確保できないほど、シーズン中は人気なのです。
只見線内の4時間は車内販売もなく飲食できないことを考えれば、
ぜひ小出駅に駅弁を復活してほしいと思うのは僕だけでしょうか。
やはりこのときもロングシートしか確保できず、
ゆっくりと旅するには小出駅の始発列車か、シーズンオフの平日を狙うしかありません。
しかも2007年12月11日で小出〜大白川間はCTC化されてしまい、
残るは大白川〜西若松間だけとなってしまいました。
会津若松に着く頃はもう真っ暗。喜多方では93年にも食した『源来軒』のラーメンを賞味。
磐越西線は景色も見えぬまま暖房のきかないキハ110系に震えつつ、
新潟の「シングルイン新潟第2新館」で旅装を解きました。


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