子年だから鼠ヶ関駅

正月3が日を過ぎてそろそろ仕事へのエンジンを入れなくてはならないのですが、
どうも加速がイマイチのようで、本日は取材先のデータ整理にとりかかったものの、
思うように進みません。まだ昨年撮影の写真すら整理がついておらず、
このままだと収拾がつかなくなりそうで困っています。
本日の年賀状は7枚。たしかこの時期は2回配達していたと思うのですが、
民営化で合理化したのでしょうか。そういえば未だ転送分も届きません。
また、新年早々こんなくだらないこと話題では、せっかくのランキングも低下してしまうので、
昨年に引き続き、子年だから鼠ヶ関駅の話をしましょう旅じゃBLOGでも書きましたが……)

鼠ヶ関駅は旧越後国出羽国の境に近いところにあり、
古代より陸奥への関所が置かれていたところです。念珠関とも書きますが、
鼠ヶ関の由来は、付近の海岸の岩が「ネズミがモチをかじったように見える」からともいいます。
JR羽越本線下りで北上すると、村上から先は左手に侵食の激しい海岸が続き、
村上〜間島間に直流と交流のデッドセクションがあります。
しかし、交直流の電車が少ないため、村上〜酒田間は優等列車と1往復の普通列車を除き、
気動車で運転されるので、より旅情を楽しむことができるのです。
初めて羽越本線に乗ったのは1984年3月26日で、このときは客車で運転されており、
急行停車駅でした。数分停車したのでスタンプが押せましたが、
残念ながら2004年4月に無人化されてしまったようです。思い出のスタンプをUPしておきます。

その後、北海道旅行のため何度か羽越本線を経由していますが、
二度目というか初めて下車したのは2004年8月。
このときは新潟の先輩のところに泊まり、始発で移動しました。
まだ朝早いので施設もやっていませんでしたが、NHK大河ドラマ義経」の取材で、
弁天島や念珠関などを撮影しました。

結局、このとき撮影した写真は、その年に制作した義経関連本2冊で活かせなかったのですが、
意外なところで『日本の街道ハンドブック新版』(三省堂
東北の関所のページで活かすことができました。
義経』『功名が辻』と2年続けて史跡紀行の本が制作できず、
会社自体も維持が大変苦しかった頃の思い出です。
さて、鼠ヶ関駅では本年度正月3が日は記念イベントが行われ、
きらきらうえつ」の停車時に来駅記念証のプレゼントなどがあったようです。
記念スタンプも設置されていたようですが、どんなスタンプだったのか気になります。


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