久しぶりの出張校正

本日は最後まで苦戦した『三国志』の校了があり、
約3年ぶりに市ヶ谷の大日本印刷へ出張校正へ行きました。
最近は校了ゲラも版元へ届けてくれるため、
印刷所へ出張校正という機会はめっきり減りました。
いや昔は本の校了時は必ずといっていいほど出張校正だったのですが。
ごくわずかですが僕が出版社勤めをしていた頃、
共同印刷では出前が自由にとれ、洋食・和食・寿司などもあって結構楽しみでした。
ところが大日本印刷では来客用の弁当(不味いらしい)というのは、
一度も食べたことなく、社員食堂のお世話になるしかなかったのです。
大日本へいくのは2003年末の『E*ONNA』以来になります。
ひとつびっくりしたのは、いろいろな建物の入り口が駅の自動改札のように
塞がれていて、警備室で入館許可のカードをもらわないと入れなくなったことです。
以前はバッジだけですんだのですが、セキュリティ対策でしょうか。
ただでさえ建物の構造が複雑で迷路のようになっている大日本ですが、
3年ぶりとはいえ、建物の位置だけはまだ記憶にあったので、
迷わず出張校正室にたどり着くことができました。
僕が来たときはまだ誰も来ていなかったので、先に久々の社員食堂で、
ラーメン230円を食します(まあ、味は値段相応のものです)
あとから版元の編集担当者と営業の人が来ましたが、
「よく迷わず来れましたね」と驚いていました。
それにしても相変わらずの薄暗い出張校正室群。
ひと昔前はここで徹夜作業になり、タクシー帰りなどもしたんでしょうね。
まあその頃のほうが出版バブルでしたが……。
部署が○丁目○番地○号のようになっている複雑な大日本印刷
市ヶ谷駅から坂を登る道も本当に久々の体験でした。
雑誌やっているときは便に間に合わず何度も警備室に届けに行ったものですが……。
ついでに市ヶ谷と飯田橋のスタンプを手持ちの朱肉で押してきました。


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