ディープインパクト事件の真相

明日から急遽、「土・日きっぷ」を使って廃止が予定されている
東北のくりはら田園鉄道と中部の神岡鉄道へ行くことに。
とはいえ、やり終えておかねばならない仕事や打ち合わせもあって、
睡眠不足と疲労が重なっている。
編集をやっている僕の場合、仕事より雑用の割合のほうが確実に多くて大変。
お昼になんとか「土・日きっぷ」と直江津から東京までの帰りの指定券だけは、
確保しました。4回のうち残り2回の指定券は行きあたりばったりになりそう。
日常のつまらない話はさておき、16日にようやく10月1日の凱旋門賞で、
禁止薬物が検出され、失格の裁定(詳しくは10月20日へ)を
受けたディープインパクトの真相が明らかにされた。
それによると9月13日にディープがセキをしはじめ、
フランス獣医の処方により禁止薬物のイプラトロピウムを購入。
21〜25日の5日間、吸入器を用いて使用。中5日あれば薬物が体内に残らないため、
凱旋門賞の日から逆算して、この日以降は使用していない。
ところが、ディープがこの期間中に二度暴れて、
吸入器がはずれて薬物が周囲の飼料の乾草に付着したという。
三者の不正投与はないとされたものの、
一番納得いかないのはこの一連の流れを管理する池江泰郎師が知らなかったことだ。
なぜ厩舎スタッフはそれを知らせなかったのか。
明らかになってみて納得のいかない内容が多く、
世間では隠蔽したと思われても仕方のないことだろう。
まあ、不注意と運の悪さが重なってしまったということか。
それにしても競馬界は完全な逆風となってしまった。
ディープインパクト凱旋門賞3着→メイショウサムソン三冠→
カワカミプリンセス無敗でエリザベス女王杯制覇
と流れたなら競馬も盛り上がり、
この3頭が年末の有馬記念で対決となれば、
売上げ減少に歯止めのきかないJRAにも光明の兆しがみえたであろう。
それにもしこの3頭のうち1頭でも地方に参戦およびお披露目などあれば、
地方競馬を救う一助として大いに貢献できたかもしれない(あり得ない話だが)
しかし、現実はディープ引退→薬物で失格→サムソン三冠ならず→カワカミ降着
あまりにも悪循環のままで流れてしまった。
さて、再来週のジャパンCはこんな状態で果たして盛り上がるのだろうか?
前日のJCダートも外国参戦馬はなく、しかもアジュディミツオーも出ないとあらば、
売上げ激減は必至。でも同じ頃から風邪をひいてしまい、
セキに悩みながら現在も取材や仕事を続ける僕にとって、
ディープ君はとても他人とは思えない
しかもドリンク剤などの禁止薬物漬け……って俺は馬か?
JCではもちろんディープからの馬単で。


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