東武線を旅する

雪もようやく少なくなり取材日和となりましたので、
本日、2冊の本の取材(落穂拾い)に出かけました。
朝は落合5時15分発の東京メトロで北千住へ。
もちろんこんな時間に起きる自信がないので徹夜明けです。
北千住から東武に乗り継いで館林まで行き、ここから佐野線に乗り換えて、
ラーメンと厄除けの町・佐野へ向かいます。
ちょうど学生の通学時間と重なったみたいですが、
両数も多かったので座ることはできました。
佐野で目的の米山古墳は駅から2キロほど。
タクシー使うのももったいないから歩くことを覚悟していましたが、
何と嬉しいことに駅前にレンタサイクルが。
これで機動力を発揮できたため米山古墳の薬師堂以外にも、
佐野城跡、佐野市駅などにも寄ることができました。
東武佐野市駅はJRと接続している佐野駅よりも寂れた印象でしたが、
ここにも記念スタンプがありました。
東武の駅でも主要駅には記念スタンプが置いてあり、
しかもある程度年数が経つと当然摩滅するのですが、
東武では定期的に更新していて、しかも前のものも保管してあるのです。

大体の東武の駅では野ざらしにせず駅員が事務室で管理しているので、
一見スタンプはなさそうに見えますが聞いてみるもんです。
おまけに貴重な右ヨコ文字の駅名改称前の佐野町駅のスタンプ(左)もありました。
歴史をひも解くと昭和18年(1943)4月1日に「佐野市」に改称されているので、
このスタンプは戦前にできたと思われる超レア物ですよ!
しかも押す人が少なかったのか、状態もかなりよいです。嬉しいお宝発見でした。
昔行った佐野厄除け大師はほとんどかけ足の撮影となりましたが、
佐野からJR両毛線で栃木へ出て、栃木・新栃木と本で使うスタンプを押したあと、
東武日光へ向かいます。東武日光への電車はほとんど乗客がなく、
途中の無人駅も木造駅舎が残っていて途中下車したくなるような気分です。
電車も6200形のボックスシートで旅の雰囲気が満喫できます。
東武日光では世界遺産手形めぐり手形を入手して二荒山神社へ行ったあと、
再び戻ってきて駅前の食堂で湯波を撮影して落穂拾いが終わりました。
まだちょうど14時で帰路は駅弁を食べつつ深い眠りにつき、いつの間にか浅草に到着。
私鉄では珍しく駅弁も売っているし、ボックスシートの車両が多い東武日光線
ちょっと国鉄っぽい雰囲気を出しているこのローカル線はおすすめです。


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