『どんどん庵』

kazu氏(愛知支社長)から「東京に『どんどん庵』ありますか?」という
質問をいただいていたので、遅ればせながら『どんどん庵』のコラムを書きます。
どんどん庵』といってもおそらく名古屋近郊の人しか知らないと思いますが、
セルフうどんのチェーン店です。元々は100円うどんが売りで、
生麺のうどんをとって自分で1分ほど湯がき、お好みの天ぷらやおにぎりなどをとって
最後に甘口・辛口のつゆを自分で入れて清算する方式のうどん屋です。
はなまるうどん』でも天ぷら・おにぎりなどを自分でとって清算する方式ですが、
この元祖ともいえるのが名古屋が誇る『どんどん庵』なのです。
確か中学生までは100円だったのですが、150円・200円と値段が徐々に上がりました。
あと誰が伝えていたわけではないのですが、
辛口と甘口のつゆを2:1でブレンドするのがうまいということで、
なぜかそれが10歳下の従兄弟まで知っていたとは驚きでした。
たぶんみんなそうしていたので自然に覚えたのでしょう。
残念なことにこの2種類あったつゆも今では1種類だけとなってしまいました。
なんと言ってもこのつゆがうどんにマッチしているのです。
セルフには生そばの麺もありますが、そばには合いません(好みもありますが)。
若い時分は素うどんに無料トッピングの天かすやかつおぶしなど山盛り入れて、
クーラーの風で何度かつおぶしがヒラヒラと飛ばされたかわかりません。
ネギ好きの松田君なぞはネギをこれでもかというほど入れ
麺が見えないほど表面が青々しかったほどです。
鈴木君に至ってはつゆをおかわりする今思えば顰蹙ものの行為ですが、
それほどまでにつゆが美味かったのです。
さすがに大人になってくると、天ぷらやおにぎりなどをたくさん加えるので、
結構な値段になり、決して安いとはいえないのですが、
帰省した時などはどうしても食べたくなり友人を誘って出かけたものです。
残念ながらこの『どんどん庵』も一番よく利用した小牧山北の店が潰れ、
近辺では春日井と小牧の小木にしかありません。
東京では105円のはなまるしか食べない僕も
帰省の折には600〜700円分の『どんどん庵』のうどんを食べに行く。
一杯のかけそば』ではないのですが、至福の時を体感するものなのです。
最後にこれが『どんどん庵』のちくわ天トッピングです。

これを見ると禁断症状が出るのは愛知出身の僕だけではないはず。
名古屋グルメネタはまた別の機会に紹介します。


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