北陸本線葬式鉄駅めぐり（３月９日）

shugoro2015-03-11

日付がずれていますが、ようやく取材３日目です。
暦の３月11日は４年前の東日本大震災で忘れられない日となりました。
被災地の爪痕は大きく未だ原発の事故は解決の糸口が見出せないまま。
なのに再稼動を騒ぐ自民党の馬鹿政治家にはたまりません。
本当にあの地域は復興まで何年かかるのでしょうか？
おそらく生きている間に常磐線全線と太平洋沿いの鉄道は通しで乗れないと思います。
関係のない前置きから入ってしまいましたが、まずは「青春18」２回目となる行程から。

美濃太田500→900猪谷906→956富山1000→1051倶利伽羅1116→1207富山1215→
1247生地1300→1314東滑川1336→1503筒石1510→1521浦本……梶屋敷1623→
1656直江津1732→（快速くびき野５号）→1832長岡1926→2009柏崎2019→
2129吉田2133→2233新潟

「青春18」で何度も帰路に利用した高山本線〜北陸本線〜信越本線のルートはこれが最後です。
葬式鉄と云っても今回は廃止になるわけではありませんが
やはり全国鉄道網のＪＲから分離されてしまうことは
「青春18」を含め乗る機会を減らすことになります。
北陸新幹線なんかまず利用できる身分ではありませんし。
インターネットカフェ『エスパシオ美濃加茂店』をあとに高山本線は半分眠りながら富山へ。
いつもならこのまま１日で帰宅しますが、今回は新潟泊としたので途中下車駅が増やせます。
まず最初に下車したのは石川県に入った倶利伽羅駅（写真右）。
この駅はやはり四半世紀ほど再訪しておらず、ずっと無人駅のままですが、
以前はホームの運転管理室に職員がいて駅スタンプもありました。
現在は静まり返った山間の無人駅であるものの、
駅待合室には冒頭写真のように金魚のランチュウが飼われ、
「らんちゅうゆらゆらとおよいでかわいい!!くりからえきちょうだいすきです。」
と書かれた貼紙があって癒されました。
番長さんも当日、「青春18」で氷見・城端線を乗っていたようですが、
タイミング的には残念ながらすれ違いでした。
このあとは富山で乗り換え、２つ目の途中下車は生地駅（写真中央）。
ここもスタンプを押しに行って以来、四半世紀ぶりの再訪。
駅前は寂れていましたが、飲水できる清水は健在でした。
続いて３つ目は初訪問の東滑川駅（写真右）。
特急や貨物が頻繁に通過するのに未だに唯一構内踏切のある駅で
ホームからの立山連峰は晴天ならさぞかし絶景だったことでしょう。

さて新潟県に入ってこのあとが難関でした。
４つ目の筒石駅（写真左）では７分の折り返しで撮影に挑戦しましたが
おやじが節操なく前に割り込んで来たため失敗。
そのまま折り返して５つ目の浦本駅（写真中央）へ行き、
浦本撮影のあと、６つ目となる隣の梶屋敷駅（写真右）まで
駅間3.5キロを約１時間で走破。並行道路は駅間よりも長くなるから綱渡りでした。
この浦本・梶屋敷の両駅は無人駅のため、やはり初訪問でしたが
味のある木造駅舎が撮れたのは収穫です。

これで駅の撮影はおしまいで、直江津からは快速「くびき野」５号（写真左）で長岡へ。
この快速もあまり乗る機会はなかったのですが、
特急料金不要の快速が廃止され、特急「しらゆき」に置き換わるのだからサービス低下は否めません。
最終的に越後線に乗るのだから柏崎下車でもいいのですが
長岡へ寄ったのはやはり駅そばが食べたかったからで、
次の列車を待つ合間に廃止となる「トワイライトエクスプレス」（写真中央）と
特急「北越」（写真右）が撮れたのは棚ぼたでした。
「トワイライト」は葬式鉄であふれていましたが、
それでも始発の大阪や京都などに比すればかわいいものでしょう。
柏崎からは最終の越後線で新潟へ行き、新潟では前回も利用した
インターネットカフェ『エアーズカフェ新潟駅前店』で旅装を解きました。
前回は入会金込みでしたが、今回はナイトパックの1320円也。
なお、本日のグルメは富山や石動で駅そばを食す機会がなく
直江津の謙信そばと長岡の立ち食いだけなので、写真は割愛します（つづく）。