新春こだま&ワイドビューフリーきっぷ

shugoro2013-01-01

新年明けましておめでとうございます
本年もまたshugoroの日記をご愛読のほどよろしくお願いします。
とはいえ、晦日からの続きになります。
マイミクのNさんの情報で知ったのですが、JR東海では元旦限定で
表題の新春こだま&ワイドビューフリーきっぷ13000円(普通車自由席用)があることを知り、
晦日豊橋駅で購入し、元旦はこれを利用して新幹線と特急を乗りまくってやろうと思ったわけです。
本当は本年1月で閉館となるびわ湖温泉紅葉へ行きたかったのですが、
どうもここはランチプラン以外は高すぎるので断念しました。
そしてもうひとつ。JR東海本年3月16日の改正
在来線特急の車内販売をすべて終了するというのです。
すでに昨年のダイヤ改正で、こだまの車販終了含め、
一部の特急でも終了する告知がされていましたが、
冒頭写真のように車窓を肴に駅弁を楽しむ機会も大幅に減ってしまうことになります。
そればかりか管内の駅弁業者の存廃にも大きな影響をおよぼすことになりましょう。
いったいこれはどうしたものでしょうか?
車販すら乗客の邪魔といいたいのでしょうか? 車内のゴミを減らしたいためでしょうか?
とにもかくにも「青春18」中心のshugoroにとっては疎遠な世界だったので、
この元旦は「青春18」でなく、新春こだま&ワイドビューフリーきっぷ利用にしたわけです。
まずはJR東海が嫌がりそうな行程から(笑)。


村井636→643塩尻721→(ワイドビューしなの2号)→916名古屋943→
ワイドビューひだ5号)→1231飛騨古川1306→(ワイドビューひだ12号)→
1539岐阜1612→(しらさぎ11号)→1651米原1655→(ひかり528号)→
1723名古屋1745→(こだま665号)→1850新大阪1913→(ひかり534号)→
2023名古屋2028→(こだま684号)→2316東京

新年を迎えた信州健康ランドをあとにして、
村井から塩尻まではフリー区間外なので190円の乗車券を買って塩尻へ。
実はこの列車は中津川行で木曽福島で特急に乗り換えることができるのですが、
塩尻で乾電池が購入したかったので、いったん下車しました。
ところが元旦ということで売店もそば屋も営業時間が変更に。
おまけに駅前にはコンビニすらなく、こんなことなら木曽福島まで先行すべきでした。
塩尻から乗った特急しなの(写真左)の自由席はやはりガラガラで、
木曽福島からでも優に席を確保できたことでしょう。
しかし、電池が買えなかったため、バッテリー切れでコロプラ駅奪取は途中で断念しました。
名古屋でようやくアルカリ電池4本600円(高い!)を購入し、
続いての特急ひだ5号(写真中央)の自由席確保のため早目にホームに並びます。
実はひだは自由席が1両しかないので確保が非常に困難なのです。
全国屈指の車窓を満喫しつつ、コロプラを多用しながら駅奪取もしたのですが、
往復でどうしても各務ヶ原だけ位置登録がずれて取れませんでした。
中央西線沿線は結構寒い印象がありましたが、
こちらは照りつける陽射しの影響もあって結構暑く、
雪が見られたのは下呂を過ぎたあたりからでした。
車販でも駅弁を購入しましたが、これは持ち帰りとなりました。
今回は高山で下車せず飛騨古川としたのは、実は自由席確保の裏技で、
高山より飛騨古川から乗ったほうが自由席を楽々確保できるからです。
これが高山だと自由席確保のために長蛇の列を並ばねばならないのです。
飛騨古川から岐阜までは同じ車両で折り返し、帰りに車販でも駅弁を期待したのですが、
すでに売り切れてなかったためハイボール230円を購入しました。
本当はそのまま名古屋から新幹線でもよいのですが、
やはり在来線の新垂井迂回線を乗りたいがために、
岐阜で途中下車して特急しらさぎ(写真右)を待ちます。
しらさぎは窓側席が確保できませんでしたが、旧新垂井駅の通過をしっかり確認できました。
線上にあった新垂井駅国鉄末期の昭和61年(1986)に廃止されたのですが、
この駅はそれ以前に撮影した思い出があります。
結構な集落があるのに1日下り7本では見向きもされず、
廃止されるときも大きな反対運動が起こらなかったようです。
しらさぎでも車販があり、駅弁を買おうとしたのですが売切でした。
米原ではわずか4分で名古屋行のひかりに乗れたのですが、
このあとは南紀伊那路・ふじがわには乗れないので、
名古屋できしめんを食して新大阪へ向かうことにしました。
しかし、700系にはコンセントが席にないのでバッテリーもありません。
新大阪では九州新幹線のさくらを撮り、おみやげと駅弁を購入し、
20分足らずでひかりに乗って名古屋へ行き、
名古屋でこだまに乗り換えて帰京しました。
洗面台にかろうじてコンセントがあったので、
長時間占拠しないよう数分の間だけ借りてコロプラの駅奪取もしたのですが、
三河安城だけ取りそびれてしまいました。
帰りは東京から先がフリー区間外なので、JRではなく20円安い
東京メトロ東西線で中野の事務所に帰宅しました。

グルメはしなの車販で購入した塩尻駅弁の牛肉弁当950円(写真左)
名古屋駅新幹線ホームでようやく食せたきしめん340円(写真中央)
帰りに食した名古屋駅弁の松阪牛弁当1100円(写真右)です。
冒頭写真に掲げたように牛肉弁当は雪化粧の木曽川を眺めつつ(゚Д゚)ウマー
昼はひだ車販で購入した笹ずしでしたが、持ち帰ったので明日UPします。
新幹線ホームのきしめんはいつも満員で食す機会がなかったのですが、
今回食すことができて(゚Д゚)ウマーでした。
駅弁は名古屋で購入し、考えてみれば牛肉三昧になってしまいましたが、
松阪牛(゚Д゚)ウマーであることは云うまでもありません。
それでも松阪駅弁に比すれば味は劣りますが……。
今回の取材でしなの・ひだ・しらさぎと車販をあたってみたのですが、
ひだの帰路としらさぎの車販は駅弁が売切になるなど、
決して車販の成績が悪いわけではなく、他にコーヒーやアルコール、アイスなどの売行も
結構ありました。まぁこれが元旦だったからと云ってしまえばそれまでですが、
ひだは1両しかない自由席がいつも満席でそれなりに乗客がありました。
それでも車販を止めるということはサービスの低下を進行させ、
乗客減に歯止めがきかなくなることが危惧されます。

そして最後にショッキングなニュースをひとつ掲げます。
実は折り返しの飛騨古川駅にあったキヨスク(写真左)が、
昨年11月をもって閉店し、待合室から撤去されていました(写真中央)
の写真は昨年11月3日に行ったときのもので、
今回はこの売店でお土産を購入しようと思っていたのですが、
元々プレハブ式のキヨスクはあっという間に撤去され、
地面のタイルの色違いだけが跡地を思い起こさせます。
昨年11月にここで購入できなかったことが本当に悔やまれてなりません。
これで高山本線内では構内売店美濃太田下呂・高山・越中八尾ぐらいでしょうか?
かつては中川辺・白川口・飛騨金山・飛騨萩原・飛騨小坂・久々野・猪谷・速星にもあったのですが、
速星を除けば他はすべて無人簡易委託駅となっております。
キヨスクがコンビニに取って代わられ、ニーズがなくなってしまったと云ってしまえば
それまでなのですが、それでも新聞・タバコ・アルコールはじめ必要なものが
買えなくなってしまうことを思えば寂しさを感じます。
元旦というのに飛騨古川駅前(写真右)は閑散としていて営業している土産物屋もなく、
品揃えの悪かった駅前ホテルで土産を買いましたが、
ここまで高山や白川郷に観光が一極集中してしまった昨今をみると、
静かな穴場・飛騨古川にもひしひしと簡易委託化の波が
押し寄せているようにも感じさせられます(おしまい)


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