急行「きたぐに」乗りおさめ

shugoro2011-12-31

晦日から1月3日まで青春182冊目の消化で
旅行に出かけていましたので、1月4日に入ってから、
この日のブログを更新しています。今回も4日間で撮影した写真は1000枚弱
写真整理を進めながら旅行記をUPしていきますので、
歯抜けになってしまうことご了承ください。
それではロクに計画も立てる時間もなく、徹夜明けで時刻表と青春18
身の回り品などリュックに詰め込んで出かけた「青春18」3日目となる行程からどうぞ。


中野430→438代々木442→504日暮里513→704勝田728→(ひたちなか海浜鉄道)→
755阿字ヶ浦808→(ひたちなか海浜鉄道)→821那珂湊903→(ひたちなか海浜鉄道)→
917勝田925→(スーパーひたち7号)→942日立944→1114広野1119→1145いわき1221→
1220湯本1255→1305いわき1313→1448郡山1545→(快速あいづライナー3号)→
1650会津若松1722→1737喜多方1850→2056新津2104→2124新潟2258→(急行きたぐに)→


今回とりあえず向かったのは常磐線で、
まずは震災から復旧した、ひたちなか海浜鉄道へ。
同鉄道は茨城交通時代の2005年と2008年2月23日に二度訪れていますが、
ひたちなか海浜鉄道になってからは初めての乗車です。
しかも湊線1日フリー切符800円があってありがたし。

最初は終着の阿字ヶ浦駅(写真右)へ向かい、
折り返しで那珂湊下車。当駅ではネコのおさむ駅長目当てで降りたのですが、
おさむ駅長には会えず、別のネコ(写真中央)しかいませんでした。
しかし、貴志や芦ノ牧温泉ほどには盛り上がっていない印象。
二匹ならぬ三匹目のドジョウでは苦しいか?
名前はなくても駅に住みついている野良猫は全国に結構いますしね。
那珂湊では反射炉跡を撮影し、勝田に戻ったのですが、
ここから日立までは乗車券+自由席特急券1210円を出費して、
広野行の普通列車をつかまえて、先の10月10日に復旧したばかりの広野(写真右)へ。
本当は警戒区域の入口や周辺をもっと撮影したかったのですが、
1本落とすといわきで1分差で磐越東線に乗れない意地悪ダイヤのため、
泣く泣く5分で折り返すことに。常磐線の広野までの区間では、
車窓から太平洋が望めたのですが、この先は許すまじき原発のために、
もう僕が生きている間に二度と乗ることは叶わなくなっています。
仕方ないので湯本まで戻り、ここで急行「きたぐにの寝台空席を聞いたら、
まだ余裕があるので、新潟〜大阪間の乗車券と急行券、寝台券(三段寝台の上段)を購入。
急行「きたぐに」を通しで乗り、新年を車内で迎えることにしました。
いわきから磐越東線磐越西線を乗り継いで太平洋から日本海に抜けて新潟へ。

こうして冒頭写真ヘッドマークにあるように、
急行「きたぐに」に乗るわけですが、寝台車に乗るのはこれが最初で最後。
電車三段寝台は91年に「ゆうづる」に乗ったことがありますが、
このときは狭くて寝付けなかった記憶があります。
今回もあえて上段を予約したのですが、写真のように狭すぎて、
身体の大きな僕では登るのもつらく、リュックも大きいため、
車掌に頼んで中段に変更してもらいました。中段と上段は同額です。
この日は急行「きたぐに」目当てのレイルファンも結構いたのですが、
それでも当日の中段への変更ができる程度の乗車率で、
あの狭い上段に好きこのんで指定する乗客はほとんどいませんでした。
この急行「きたぐに」に乗った感想ですが、
上段で5150円というのは、はっきりいって高いし、時代にそぐわないです。
これが「あけぼの」や「サンライズ」のように指定席券で開放したり、
女性でも安心して利用できる専用車両を設ければ、
料金が安い夜行バスにも十分対抗しえたはずです。
結局は旧態依然の殿様商売を続けて利用客を失い、
廃止するというのはJRのやる気のなさと、会社をまたぐめんどくささから、
夜行列車を廃止したいという魂胆がミエミエなのです。
カプセルホテルより狭い空間に戸惑いましたが、
それでも新年を迎えたあとはヨコになれる強みで熟睡できました。
夜行バスではこうは行かなかったでしょう。

本日のグルメは昼食に特急の車販で購入した東北二色めし1000円(写真左)
夕食は『お花ぼう』の喜多方ラーメン大盛750円(写真右)を年越しそばにしました。
東北二色めしは秋田・青森編となっており、秋田の横手焼そばと
青森の牛焼き肉丼が入って(゚Д゚)ウマーでしたが、
これは一体どこの駅弁なのでしょうか分かりません。
日本レストランエンタプライズの車販専用なのでしょうか?
喜多方ではさすがに晦日で休みの店が多く、探すのに苦労しましたが、
暗い夜道を歩いているときに景気づけに口ずさんだ、
志村けん石野陽子のコント「お花ぼう」(古っ!)の歌、
「パンを食べる、お花ぼう〜お花ぼう〜」の「パンを」を「ラーメン」に替え、
歌っていたときに偶然見つかったので笑えました。
ここは正式には居酒屋食堂のようですが、新年を迎える参拝客のために
明け方まで営業をしているとか。もちろんこの時間帯は僕独りでしたが、
店を続けて30年という話好きなおばさんに、正月用のこづゆまでご馳走になり、
次の列車の時間まで楽しいひとときを過ごせました(つづく)


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