笠松競馬、再びSOS!

忘れた頃の馬インフルエンザに悩まされている笠松競馬に、
追い討ちをかけるような衝撃のニュースが飛び込んできました。

岐阜地裁で29日、笠松競馬場(岐阜県笠松町)の一部の地権者らが、
競馬を運営する岐阜県地方競馬組合を相手取り、
土地の明け渡しや損害金を求めた訴訟の判決が行われた。
野村高弘裁判長は同組合に対し、土地の明け渡しと地代の支払いを命じた。
組合側は控訴する方針。これにより、オグリキャップライデンリーダーらの名馬、
安藤勝己らの名騎手を生んだ笠松競馬は、廃止の危機に直面することになる(netkeiba.com )。

苦しい減量経営でようやく黒字に転じたのに、厳しい現実に直面してしまいました。
笠松競馬場は敷地の約98%が借地という形態ですが、
この借地料は重くのしかかっています。
訴えでは地主らは2005年、赤字経営が続いていた笠松競馬の存続に協力しようと、
組合側との賃貸料を前年1坪2140円から固定資産税相当の500円に引き下げ。
しかし、翌年は黒字に転じて廃止の危機を免れたので、地主らは2006年度以降賃貸料増額を要求。
組合側はこれに対し「2割増しか払えない」と回答したので交渉は決裂したようです。

しかし、1931年の移転以来、70年以上も借地とはね。
ても、実際黒字になっても騎手が流出したことから、
将来の見通しや黒字予算がどのように運営されているのか、
この時点では詳細が見えてこないんですよね。今は続報待ちます。


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