先日、印税契約をしたはずの書籍が無断で重版されており、書店で見つけました。
この手の重版の契約書はある場合もあればない場合もあり、
ない場合は版元の良心に委ねられるわけですが、
まぁ、殺人的な低報酬でやらせるところほど、インチキするところが多いのです。
もっとも日付を直さずにダマで印刷・重版する某版元もありますが。
先日、これについて電話で問い合わせしたところ、
「一度お話したい」といいながら、そのままムシされていましたので、
書留で直江状を送ったらすぐに電話がかかってきました。
この手のズル編集者は小手先で悪さしていることが多いので、
書面で送ったほうが効果的なのです。
まぁ、窓口もアルバイト社員というひどいところで、
無茶苦茶にスケジュールなのに低報酬というひどさ。
しかも、こちらは最初にひどい額で受けてしまったため、
三度も馬鹿をみる結果となりました。
三度馬鹿というのは結局、「次回に上乗せする」とかアホなことをいう版元で、
しかも支払いが1年近くないという恐ろしい事態に発展します。
こんなことになってしまうと、外注依頼先にも信用をなくすことになり、
結果として以後の仕事を依頼できなくなってしまいます。
本当に少ない予算しかなく我慢してくれというのではなく、
一方には安く、一方には高くという不公正な取引がまかり通るご時世なのです。
今回のはしょせん炙り出しにすぎませんが、
まだまだ諸悪の根源となる某版元の禿がいます。
そろそろこいつも退治しないと、出版界の活性化にはなりません。