ベガ死去

16日14時頃、93年の桜花賞オークスを制した2冠牝馬2冠のベガ(牝16)が、
北海道安平町のノーザンファーム早来牧場でくも膜下出血のため亡くなりました。
死因は夜間放牧中に何らかのアクシデントで転倒し、
頭部を強打したものと推測されるようです。
ベガといえばまだ僕が競馬を始めたばかりの頃で、
どちらかといえばルックスのよい地方出身のユキノビジンを応援していましたし、
「ベガはベガでもホクトベガ」のほうが競走生活も長く人気は高かったものです。
しかしベガ自身も生まれつき脚が曲がっていて、買い手がつかなかったエピソードや
2冠を制し、ぶっつけで挑んだ牝馬3冠目のエリザベス女王杯で3着など、
その勝負根性は語り継がれています。その後は急速に精彩を失い、
94年の宝塚記念を最後に早々と引退しました。
繁殖牝馬としての成績も優秀で、99年ダービー馬のアドマイヤベガ
00年セントライト記念GII)のアドマイヤボス
01年朝日杯FS(GI)、04年フェブラリーS(GI)を制したアドマイヤドンなど、
血統のよさを証明するかの如く活躍馬を輩出し続けたのです。
本年度も若葉Sを2着し、皐月賞に出走したキャプテンベガがいます。
それにしてもこの急死は社台関係者やPOGファンにとってはショックです。
ご冥福をお祈り申し上げます。


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