川をのぞけば・池をのぞけば

いつも早起きshugoroさんのはずが
旅ジャナ会の会報紙『TORNUS』への原稿を書いていたら、
明け方近くになってしまい時間が逆転してしまいました。
その内容のタイトルが「川をのぞけば」です。
ジブリの映画『耳をすませば』に似せた響きで二番煎じはいうまでもありません。
内容は絶滅危惧種に指定されているクロメダカ
映画の中に出てくる「ふるさとはコンクリートロード」とはよくいったもので、
何もないド田舎でもすでに用水路はコンクリートで固められ、
クロメダカの住める環境は少なくなっています。
自己紹介でクロメダカの住める田舎とうたっているのは、
小牧や埼玉近郊の中途半端な田舎なら都会に住んでいたほうが便利だからです。
歴史や競馬などのお仕事が中心のshugoroですが、
実は自然環境にも大変興味をもっており、今回の原稿は発表するいい機会になりました。
まだ新聞ができあがっていないので、詳細は控えますが、
2004年4月3日にメダカの生息する小田原の桑原・鬼柳用水へ行ってきたときのことを
書いています。小田急線の富水駅から徒歩20分ぐらい。
たまたま訪れた日に見学会もやっており、野生メダカを保護する会の高橋さんに
お話を聞くことができました。用水といってもほとんどはコンクリの水路で、
自然護岸が残っているのはごくわずかです。
メダカが生息できるように川の流れを土手で緩め、
養殖池で繁殖して放流を続けているようですが、価値の高いクロメダカは人気で、
密漁が絶えません。まだ飼ってくれるなら救われるのですが、
熱帯魚の餌など言語道断です。そういえば僕の故郷も小学校低学年の頃はメダカの
生息するドブ川がありました。ちょうど流れの緩い限られた場所で、
子どもながら乱獲してしまったこと反省しきりです。
クロメダカは保護すれば増やすこともできるのに、いまや絶滅危惧種とは…。
 
今回は「川をのぞけば」で終わっていますが、
続編で「池をのぞけば」も書きたいと思っています。
公園の池や湖沼に当たり前のようにいた古来のクサガメ・イシガメは
飼い主に捨てられたミドリガメことミシシッピーアカミミガメであふれています。
いえミドリガメ自体に罪はないんですが、子どもの頃はきれいな色をしているのに、
大きくなって黒っぽくなり、性格も凶暴になるので捨てられてしまうのです。
そういう僕も子どもの頃は国産種の価値が分からず、
ミドリガメやヒメダカを庭の池で飼っておりました。
ドラえもんの家では田舎の工事現場で捕まえた貴重なイシガメを飼っていますが、
イシガメはミドリガメよりおとなしく愛着が湧いてきます。
ぜひ国産種のすばらしさを子どもたちに伝えていってほしいものです。


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