ぐじょ喰え78さようなら『kukka(クッカ)』

shugoro2015-11-28

11月7日に尚吾さんと訪問した新町の『kukka(クッカ)』
11月限りで閉店と聞いていたので、本日もう一度訪問しようとしたら何と休みの貼紙が。
先日「金曜まで休みます」と貼紙があったので本日行ったのですが。
あと残す2日はどうなるのでしょうか。いずれにせよ、行けない可能性が高いし
このまま最終日もなく閉店を迎えてしまうかもしれないので
この店のおもひでを歴史記録官の村野鎮守が綴っておきます。

記録をたどると1年半前の2014年2月にさっちゃんに連れてってもらったのがお初でした。
中庭が望める和室の空間がくつろげ、ストーブの暖かさが眠り誘うことも。
別の大雪の日にも暖をとって時間をつぶすために来店したこともありました。

移住してからは行きそびれていましたが、
閉店の話を聞いて、慌てて7日に訪問した次第。
そのとき食したブルーベリーソースのワッフルセット750円は、
ワッフルの上にアイスや果物がのっかって(゚Д゚)ウミャアアアアア〜
尚吾さんは移住当初、この店でよく温野菜のモーニングを食したそうですが、
もうこの時点ではモーニングは止めてしまったとのこと。
自分自身生活が逆転して早起きが苦手になっているので
茶店はあまり行けず、行きそびれていたので恐縮ですが、
やはりこの店は冬の味わいがあったと思います。
昨日、郡上では初雪が降ったし、そろそろストーブもつけるだろうと思って行ったのですが、
営業しておらず、あのストーブ空間を楽しむことができませんでした。
ここは古い町家に『こぼこぼ』や『玄麟』などと一緒に入り、立地的には悪くなかったはずですが。
閉店に関しての事情や詳細は分かりませんが、
やはり喫茶店が乱立しているので、固定客をつかまないと生存競争が厳しいのと
貸テナントで売上げを立てるのは厳しいのかもしれません。
店頭で花や小物も販売していましたが、
それがかえって喫茶店に見えなかったという意見もありました。
開業して2年半で閉店のはこびとなってしまいますが、
すでに閉店した『葵』や『かみむら』のように店の人が高齢という理由でなく、
このあたりはもう一度、貸店舗や町家の活かし方を考え直す時期に来ているのかもしれません。
とくに家賃が東京並みに高いという点はやはり考え物です。
また低金利融資での支援が必要な場合もありましょう。
『kukka(クッカ)』は閉店しても、また新しい店舗が入るでしょうし、
町家がウリですから店内はそのまま活かされることでありましょう。
こういう開店→閉店は東京でも日常茶飯時のことなので、
何処でも一緒と云ってしまえばそれまでですが。
さようなら『kukka(クッカ)』!


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