すでに暦の上では10月3日ですが、原稿に追われぼろぐの更新ができぬままでした。
この日は冒頭写真のように大阪町を代表する『葵』の最終日でした。
ちょうど先週、木之前葵ちゃんが斜行で4日間の騎乗停止処分を科され、
今週は葵ちゃんの騎乗がないまま、寂しい最終日となりました。
こちらの『葵』との出会いは昨年8月。
ふと気になるお店として発見したのですが、
スナックだけあってなかなか単独では入り辛く、
ようやく郡上へ移住した本年6月30日以降もなかなか行く機会に恵まれませんでした。
やはりウチが『葵の城』ですから『葵』は絶対に表敬訪問せねばならなかったのです。
何度かTomozouさんと行こうとしましたが、
定休日であったり、満席で断られたりと何度も振られっぱなしだったのです。
ようやく初訪問となったのは10日前の9月21日。
その前に『葵』のママさんとは喫茶『門』で出会っていたのですが
その後、9月いっぱいで閉店になるという話を聞き
慌ててコースケさん改めモッチャ、よっちゃんと行った次第です。
店内の天井には夥しいほどの通行手形が吊るされ、葵紋の額縁や暖簾などもありました。
店名はママさんの名ではなく、きちんと鑑定で決めてもらったとか。
ちなみに郡上弁丸出しのママさんの名はキヨちゃんです。
昭和47年(1971)にオープンしましたが、44年の歴史に幕を閉じることになりました。
ママさんの事情もあるので仕方ないのですが、
こういう長年愛された店が閉店になってしまうのは残念でなりません。
モッチャのお父さんイッちゃんも常連さんだったそうです。
この店で働き、その後、多くのママさんが巣立っていった話も聞きました。
ということで最終日もモッチャ、T君を誘って『葵』に行くことになったのですが
さらに『みきままマルシェ』のミキママさん、
やはり郡上へ移住した『ぴぃたいむ』のN川さんも加わり5名で行くことになりました。
最初、18時からと思って行ったら19時からということで
1軒目はやはりお初となった『三六』に入りましたが、こちらの店は後述します。
開店時間を見計らい2軒目で『葵』へ入りましたが
最終日ともあって別れを惜しむ客で溢れかえっていました。
さすがにこのあとも入店客が続出しそうなので、
あまり長居はできなかったものの、ビールをトマトジュースで割ったレッドアイから
イカや里芋の煮物、お菓子など(゚Д゚)ウミャアアアアア〜
また21日に出た赤カブ・アカダツも(゚Д゚)ウミャアアアアア〜
最終日ということもあってタオルまでいたふぁきました。
T垣さんを含めたみんなでカラオケを披露しました。
防音もないので夜の街に歌声が漏れるのですがこれこそ郡上の夜を象徴する証。
一番残念なのは閉店後は店も解体され、更地にして駐車場になるとか。
夜の大阪町の中心部がぽっかり穴の開いた空間になってしまうのが残念でなりません。
本当、家の人でなくても買い取って受け継ぐ人はいないものでしょうか?
このあと3軒目で『凜』、4軒目で『縄のれん』とハシゴしましたが、
両店の紹介はまたの機会にいたしとうございます。
ただ、4軒目で午前様を回って『葵』の前を通ったときは
すでに灯かりも消えており、44年の歴史の終焉を見ました。
あとで聞いたところ、この店はお客がいるまで開けるのではなく午前零時には完全に閉めるとか。
わずか2回の来店でしたが、『葵』のスピリットは『葵の城』が受け継ぐしかありません。
飲み屋はさすがに無理ですが、ママさんにいただいた木彫りの葵紋を掲げながら
『郡上八幡葵の城』は続けていかねばならないのです。